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早漏の対策・治療方法

早漏の対策・治療方法について

早漏とは、性行為のクライマックスにおいてペニスをヴァギナに挿入したとき、女性が満足する前に男性がすぐに射精してしまう性機能障害のひとつです。
原因はさまざまです。
たとえば、性行為に対する緊張感(特に性経験の少ない男性に多いようです)。
あるいは、ペニスに対する直接的な刺激に耐えられないこと(ふだん、最も敏感な部位である亀頭が包皮に覆われている「包茎(仮性包茎)」の男性は特にこれが原因になるケースが多いようです)

とある大学が「性行為の際に女性が希望する挿入時間」をテーマに調査・研究を行ったところ、「15分以上」という結論に達したという話がありますが、これを考えると、早漏は単に男性だけの問題ではありません。
女性にとっても、性行為によって満足できない=男女仲が冷え込んでしまう原因になりかねない、ということがいえます。
健康的な性生活のためにぜひ解決すべき問題といえますが、早漏の対策にはどんな方法があるのでしょうか?ここでは、薬を使った治療方法や、自分でできるトレーニング方法などを紹介します。

早漏治療薬

早漏は、適切な医薬品を正しく使うことによって治療することが可能です。
具体的には、「飲む早漏防止薬」「塗る早漏防止薬」の2種類があります。飲むことで薬の有効成分が心身に作用して「早く出したい!」という気持ちをとどめる、あるいは塗ることで薬の有効成分が行きわたり、射精しにくい状態にする、そのような効果があります。
具体的にはどんな薬があり、どんな作用によって早漏を治療してくれるのか。以下で詳しくみてみましょう。

ちなみに、ここでは「治療する」と書いていますが、一度薬を飲んだり、塗ったりしたからといって、永久に早漏に悩まされずにすむわけではありません。
以下に解説する「飲む薬」「塗る薬」は、それぞれ一時的に早漏を防止する働きがある医薬品です。

飲む早漏防止薬

「飲む早漏防止薬」は、有効成分としてダポキセチンと呼ばれる成分を含有しているのが一般的です。イタリアの製薬会社Menariniが開発した「プリリジー」などが、代表的な医薬品として挙げられます。

プリリジーの有効成分であるダポキセチンは、もともとは抗うつ剤の有効成分です。「SSRI(選択的セロトニン再取込み阻害薬)」というカテゴリーに属しています。
セロトニンは、脳内に分泌される神経伝達物質のひとつで、脳を落ち着かせる働きがあります。
そして、ダポキセチンを含むSSRIは、脳内でいったん分泌されたセロトニンが“再取込み”されるのを防ぎ、分泌量を安定させる作用があります。精神的な疾患によって心が混乱しているとき、それを静める効果があるのです。

一方、早漏の場合、特に性行為に対する緊張や焦りが原因の場合、上のような作用が功を奏します。
つまり、プリリジーを飲むことで脳内のセロトニン量が安定し、焦らず落ち着いてゆっくりとペニスをヴァギナに挿入し、ピストン運動を行うことができるようになります。

塗る早漏防止薬

「塗る早漏防止薬」として挙げられるのは、有効成分としてリドカインを含む医薬品です。
クリームタイプ、ゼリータイプの製品が販売されています。

リドカインは、もともとは外科や歯科の分野で使用されている局所麻酔薬です。リドカインが作用した部分は神経伝達が遮断され、感覚が一時的に麻痺することになります。
たとえば歯科では、歯と歯茎の間に金具を突っ込んで歯石を掻き出す歯石取りなどの際に表面麻酔として使用されます。歯茎と歯の境目に塗り、感覚を麻痺させてから治療を行います。

これとまったく同じような原理で、リドカインは早漏を防止します。最も性的な刺激に対して敏感な亀頭を中心に、ペニスに塗ることでリドカインが浸透し、感覚を麻痺させてくれます。
これなら、挿入しても快感の伝達が薄らぐので、その分だけ“長持ち”させることができるのです。

ちなみに、クリームやゼリーのほか、ドイツの製薬会社Walter Ritterが製造・販売を手がける「リドスプレー」など、スプレータイプの医薬品もあります。

早漏防止コンドーム

避妊具であり、性病(性感染症)の予防効果があるアイテムとしても知られるコンドーム。このアイテムを使うことで、早漏を防止することもできます。
原理は簡単で、要するにラテックス製の“壁”がペニスとヴァギナの直接的な接触を防ぎ、男性側の快感を減少させることにあります。より厚めのコンドームを選ぶと効果的です。

ただし、2枚重ねにするとラテックス同士が擦れ合って破れやすくなるので要注意です。
厚めのコンドームを1枚使うか、以下に紹介するような早漏防止専用のコンドームを使用しましょう。

カーマスートラロングラスト

JKアンセルというインドの会社が製造する早漏防止コンドーム、それが「カーマスートラロングライト」予です。
厚みのあるラテックス製の“壁”が性的快感を半減させ、長持ちさせてくれます。
また、ペニスに接着する側にベンゾカインと呼ばれる有効成分を含む薬液が塗られているのもポイントです。
ベンゾカインは、リドカインと同じ局所麻酔効果がある有効成分です。ペニスの感覚を麻痺させ、快感をさらに半減させます。つまり、いわば二重の効果によって早漏を防止してくれます。

さらに、その表面がイボイボになっているという点も見逃せません。イボイボが膣壁に絶妙な刺激を与え、女性の快感を倍増させるという働きがあります。

早漏防止トレーニング

早漏を克服することは、人類にとって“歴史的な問題”であったといえます。
実際、以下に紹介する「セマンズ法」「スクイーズ法」といった早漏防止トレーニングは、1950~1970年代に科学者たちによって発明されたもの。いずれも、性行為中に、あるいは自慰行為中に行うことで射精のタイミングをコントロールできるようにする、そのような方法です。
それぞれ、具体的にはどんな方法なのでしょうか。詳しく見てみましょう。

セマンズ法

「セマンズ法」は、泌尿器科の医学博士であるジェームズ・H・セマンズという人物が1952年に発明した早漏防止トレーニングです。
具体的には、性行為中に女性と協力して行うことになります。
以下のように、4段階に分かれています。

①女性が手を使ってペニスを刺激。
いったん挿入してしまうと、無意識のうちに、条件反射的に射精してしまうことが考えられます。
これを防ぐために、まずはいわゆる“手コキ”によって性的刺激に慣れていきます。射精感が高まったら手を止めてもらい、波が去ったらまた動かしてもらいます。

②後側臥位で挿入。
男女ともに横になり、男性が女性を後ろから抱く形で挿入します。
男性から見えるのは女性のうなじ、背中のみ。この状態でピストン運動を行い、射精感が高まったらいったん止め、波が去ったらまた動かします。

③正常位で挿入。
男性が上になり、向き合って挿入します。
男性からは女性の顔、バストを含む上半身が見えます。このときも同じように射精感が高まったら止め、波が去ったら……という具合で耐えていきます。

④騎乗位で挿入。
今度は女性が上になって挿入します。
男性は、太ももを開いたきわめて扇情的なポーズをとった女性の全身を目にすることになります。
この状態でも、トレーニングを行います。

つまり、徐々に視覚的・心理的な刺激を増やしていきつつ、射精感に耐える訓練を行うのです。

スクイーズ法

セマンズ法と異なり、「スクイーズ法」は男性ひとりで行う早漏防止トレーニングです。
1970年代、性の研究に人生を捧げたウィリアム・マスターズ、ヴァージニア・ジョンソンという2人の科学者によって考案されました。

スクイーズ法については、スクイーズ(Squeeze)の原語の意味を考えるとわかりやすいでしょう。
“Squeeze”は、「圧搾する・搾る・押しつぶす」といった意味を持っています。
要するに、ペニスを握って自慰行為を行う際中、射精感が高まったタイミングで亀頭の裏側に位置する一点をギュッと指先で圧迫します。ちょうど亀頭のカサの根もとに位置する部分です。

スタート・ストップ法

「スタート・ストップ法」は、セマンズ法の“ひとりバージョン”というべき早漏防止トレーニングです。
セマンズ法は、①手コキ、②後側臥位、③正常位、④騎乗位という4段階で女性と協力して射精感に耐える方法ですが、スタート・ストップ法の場合は自分ですべてを行います。
自慰行為中に手を動かしては止め、動かしては止め…という動作をくり返します。

セマンズ法にせよ、スタート・ストップ法にせよ、これらは「射精感がすぐに高まって射精してしまう」という、いわば“クセ”になってしまった状態を解消する効果があります。

PC筋トレーニング

恥骨から尾てい骨にかけて、性器を通って肛門まで続くPC筋は、肛門の開閉を中心に、下半身に力をこめる際に使っている筋肉です。
この筋肉を意識することによって、早漏は改善させることができます。
つまり、継続的にPC筋トレーニングを行うのです。

PC筋トレーニングの具体的な方法は、「肛門を開く・閉める」を行うことです。
肛門周辺の筋肉が動いていることを意識しつつ、1セット10回、4セットほど行うのがよいとされています。
これをすることで、性器や肛門まわりの筋力がより強靭になります。
しっかり続ければ、射精感に耐えられずに尿道が開ききって精液を放出しようとするのを、しっかりとどめることができるようになります。

体位で防止

性行為の際、体位を工夫することによって射精感を抑え、早漏を防止することが可能です。
たとえば、以下のような体位が挙げられます。

・寝バック
後背位(ドッグスタイル)の進化系。女性が膝を立てずにうつ伏せになったところに覆いかぶさり、挿入するという体位です。「亀頭が膣奥に届きにくい」「体勢的にピストン運動がゆるやかにならざるを得ないゆえに刺激が軽減される」といった特徴があります。

・対面座位
向かい合って座った状態で密着し、男性が女性を抱え上げるスタイルで挿入する体位です。激しく動くというよりは互いに愛情を確かめ合う体位であり、身体的刺激がペニスに伝わりにくいという特徴があります。

・後側臥位
横になり、後ろから抱きかかえるようにして挿入する体位です。こちらも、「寝バック」「対面座位」とともに、ピストン運動がしづらくペニスに刺激が伝わりにくいという特徴があります。

このように、ポイントになるのは「ピストンが激しくならない体位」です。
上記のもの以外にも、条件に当てはまる体位は数多くあります。
早漏を防止しつつ性行為のバリエーションを増やすためにも、チェックしてみてはいかがでしょうか。

食生活を改善

食生活を改善することで、早漏を防止することができます。
たとえば、いわゆるジャンクフードを控え、精力をアップさせる食品を積極的に摂取することが大切です。
ジャンクフードに含まれる人工着色料、おびただしい種類の食品添加物などは人体のホルモンバランスを崩し、性機能を低下させる可能性があります。
一方、納豆や豆腐などの大豆食品、牡蠣やウナギなどの海産物などは、日常的に積極的に摂取することで精力をアップさせ、早漏をナチュラルに解消する効果があります。

手術

早漏は、ペニスの手術を行うことによって解決できる場合があります。
特に、“日本人特有の理由”で早漏になっている場合、手術が効果的になる場合があります。

そもそも日本人男性は“早漏人口”が多いといわれていますが、その理由のひとつとして、「仮性包茎の男性が多い」ということが挙げられます。
普段、ペニスの亀頭が包皮に隠れ、勃起のときには亀頭が露出する、そのような状態を指しています。
この状態にあると、普段はパンツの布地にこすれたりして与えられる刺激から亀頭が守られているものの、いざ性行為となると亀頭に直接刺激が与えられ、そのために射精感が急速に高まって射精してしまう、ということになりやすいとされています。
亀頭を覆う包皮を切除し、常に亀頭が露出する状態にする手術を行うことで、刺激に強いペニスにすることができる=早漏を防止できるのです。

とはいえ、早漏防止に役立つ包茎手術は、タダでやってもらえるわけではありません。
それどころか、基本的に仮性包茎の手術は保険適用外。1回の手術で5~10万円ほどかかるのが一般的です。また、せっかく手術しても、心因的な早漏(緊張や過去の性体験のトラウマなどによる早漏)の場合)には意味がないということも考えられます。
手術による早漏治療は、「薬やトレーニングをやってみて、どうしてもダメだった」「包茎を絶対に治したい」という場合に限る、といえるでしょう。

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