ベータプロ(インデラル)
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ベータプロはインデラルジェネリック。高血圧や不整脈などの循環器系疾患の治療薬です。血圧を下げる作用があり、片頭痛を予防する効果もあります。また、海外の臨床試験の結果、寿命を延ばすことが証明されています。
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- 有効成分
- プロプラノロール塩酸塩
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- メーカー
- Consern Pharma
ベータプロ(インデラル) 10mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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ベータプロ(インデラル) 40mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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ベータプロ(インデラル)について詳しく見る
商品詳細
ベータプロ(インデラル)とは、生活習慣病治療薬であるインデラルのジェネリック医薬品です。β遮断薬という種類の薬となり、血圧を下げる効果があります。
そのため生活習慣病の1つである高血圧、あるいは不整脈や狭心症など循環器系の病気を治療する効果があります。
また近年では偏頭痛の予防効果がベータプロ(インデラル)にあることも明らかになりました。
ベータプロ(インデラル)の特徴■海外の臨床試験データからは、寿命を延ばすことが証明されている
■成分のプロプラノロールは吸収率も良く切れも良いことので、からだの中に長く残らない
■β遮断薬の中では唯一、小児の不整脈への効果が認められている
高血圧な状態が続いてしまうことは、からだにとって決して良いことではありません。
ベータプロ(インデラル)を服用し、適切な血圧をコントールすることによって命の危険もある脳梗塞や心筋梗塞などを防ぎ、寿命を延ばすことができます。
また国内では、ベータプロ(インデラル)は偏頭痛の予防薬としては使われていませんでしたが、2013年から特例で「偏頭痛発作の発症抑制」として適応症に追加されています。
他にも保険適用外とはなりますが、「振戦(手や足のふるえ)」や「アカシジア(ソワソワ、じっとできない)」などの治療に応用して用いられることもあります。
ベータプロ(インデラル)の効果・効能走ったり、階段を何段も上ったりすれば、心臓の拍動数は自然と多くなります。
つまり拍動数が多くなった分だけ、より多くの血液が心臓から血管へと送られていくようになります。
血管の血液量が増加してしまうと血管内の圧力は高まるので当然、血圧も上昇していきます。
- 心臓の拍動数が早くなる … 高血圧症や不整脈
- 心臓にうまく血液を送れなくなる … 狭心症
こういった病気に関わるのが「β受容体」と呼ばれる受容体になります。
β受容体には、2つあります。
1つは心臓にある「β1受容体」、もう1つが気管支や血管にある「β2受容体」です。
β1受容体には「心臓の収縮力を強める」、そしてβ2受容体は「気管支や血管などを拡張する」などのはたらきがあります。
ベータプロ(インデラル)はβ遮断薬と呼ばれる高血圧治療薬となり、β受容体をのはたらきを阻害する作用があります。
β1受容体のはたらきを阻害することで心臓の拍動数を抑えることができます。
血管にかかる圧力が抑えられることで血圧を下げ高血圧症の治療に効果を発揮し、拍動数がゆっくりになることで不整脈や狭心症に効果を発揮してくれます。
またβ2受容体のはたらきを阻害することで、脳内の血管の拡張を抑えることができ偏頭痛の予防効果も期待できます。
β遮断薬であるベータプロ(インデラル)は、高血圧症、不整脈、狭心症、偏頭痛などさまざまな病気に効果がある薬となります。
服用方法・使用方法
ベータプロ(インデラル)の服用方法は、症状ごとに異なります。■高血圧症
1日30~60mgを開始し、効果が不十分な場合には120mgまで漸増し、1日に3回の服用
尚、年齢や症状などによっても用量は適宜増減します。
■偏頭痛の再発抑制
1日20~30mgから服用を開始し、効果が不十分な場合には60mgまで漸増し、1日2~3回の服用
ベータプロ(インデラル)の注意点■長期服用の際は定期的な検査を受ける
ベータプロ(インデラル)の服用を長期的に行う場合、徐脈や低血圧に注意しなければなりません。
脈拍や血圧、心電図、X線などの心機能検査を定期的に受けるようにして下さい。
■偏頭痛のために服用する場合
ベータプロ(インデラル)は現れてしまった偏頭痛の発作を和らげる薬ではありません。
偏頭痛の発作が起きた場合には、必要に応じて他の頭痛薬を服用するようにして下さい。
ちなみに偏頭痛薬のマクサルトは併用禁忌薬となるので、絶対に併用しないようにして下さい。
また、頭痛の発作が消失したり軽減され日常生活に支障がでなくなった場合には、服用は中止するようにして下さい。
■危険な作業は控える
ベータプロ(インデラル)の副作用によって、「めまい」や「ふらつき」が現れることがあります。
自動車の運転や危険を伴う作業は控えるか、十分に注意して行うようにして下さい。
副作用
ベータプロ(インデラル)の飲み始めに「からだのだるさ」や「めまい」を感じることがあります。軽ければ問題ありませんが、ひどくなるようであれば医師に相談するようにして下さい。
その他の副作用症状は、次のとおりになります。
過敏症 | 頻度0.1~5%未満 | 発疹など |
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循環器 | 頻度0.1~5%未満 | 低血圧 |
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頻度0.1%未満 | 胸内苦悶、労作時息切れ、胸部不快・不安感 |
精神神経 | 頻度0.1~5%未満 | 頭痛、めまい、ふらふら感、眠気、不眠、幻覚、抑うつ、悪夢、錯乱、しびれなど |
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頻度0.1%未満 | 気分の変化、精神変調 |
眼 | 頻度0.1%未満 | 視力異常、霧視、涙液分泌減少 |
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消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 口渇、悪心、嘔吐、食欲不振、上腹部不快感、腹部痙攣、便秘、下痢など |
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肝臓 | 頻度0.1%未満 | 肝機能異常(AST(GOT)、ALT(GPT)、Al-Pの上昇など) |
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その他 | 頻度0.1~5%未満 | 脱力感、疲労感、筋肉痛、可逆的脱毛 |
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頻度0.1%未満 | LDH上昇、血中尿素上昇、血糖値低下、乾癬様皮疹、乾癬悪化、抗核抗体陽性化、重症筋無力様症状、重症筋無力症悪化 |
※赤文字の症状が現れた場合、ベータプロ(インデラル)の服用を中止するようにして下さい。
重い副作用症状
心不全、心ブロック、高度な徐脈 | 息苦しい、胸が苦しい、動悸、疲れやすい、むくみ、急な体重増加、脈が飛ぶ、脈が1分間50以下、めまい、気が遠くなる、失神 |
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喘息の発作誘発 | 咳き込む、ゼーゼー・ヒューヒュー息をする、息苦しい |
無顆粒球症、血小板減少症、紫斑病 | 発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向 |
注意点
ベータプロ(インデラル)の併用禁忌薬は、次のようになります。併用禁止■マクサルト
ベータプロ(インデラル)とマクサルトを併用してしまうと、作用を増強する恐れがあります。
ベータプロ(インデラル)の服用中、あるいは服用中止から24時間以内はマクサルトの服用を控えるようにして下さい。
ベータプロ(インデラル)を服用できない方■ベータプロ(インデラル)成分プロプラノロールに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■気管支喘息、気管支痙攣の恐れがある患者さん
■糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスがある患者さん
■高度または症状を呈する徐脈、房室ブロック(Ⅱ・Ⅲ度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者さん
■心原性ショックの患者さん
■肺高血圧症によって、右心不全がある患者さん
■うっ血性心不全がある患者さん
■低血圧症の患者さん
■長期間にわたって絶食状態の患者さん
■重い末梢循環生涯がある患者さん
■治療していない褐色細胞腫の患者さん
■異型狭心症の患者さん
■マクサルトを服用中の方
ベータプロ(インデラル)の併用に注意が必要な薬■交感神経のはたらきを抑制する作用がある薬
ベータプロ(インデラル)との併用によって交感神経のはたらきが過剰に抑制されてしまい、徐脈や心不全を起こすことがあります。
- アポプロン
- β遮断薬
ベータプロ(インデラル)と血糖降下剤の併用によって、血糖値を下げる作用を強めてしまう恐れがあります。
併用する場合、血糖値には十分注意して下さい。
- インスリン
- ヘキストラスチノン
- ジメリン
■カルシウム拮抗薬
ベータプロ(インデラル)とカルシウム拮抗薬を併用すると、手血圧・徐脈・房室ブロックなどの症状が現れる恐れがあります。
減量するなどして慎重に服用を行うようにして下さい。
- ワソラン
- ヘルベッサー
- アダラート
■クロニジン
クロニジンの服用中止後に起こる血圧上昇や頭痛、吐き気などのリバウンド現象を強める恐れがあります。
■クラスⅠ抗不整脈薬
ベータプロ(インデラル)とも併用によって、徐脈や心停止などの症状が現れる恐れがあります。
減量するなどして慎重に服用するようにして下さい。
- リスモダン
- アミサリン
- アジマリン
■交感神経刺激薬
併用することによって、相互に薬の作用を弱めてしまいます。
また、血管収縮や血圧上昇が起こることがあるので注意して下さい。
- アドレナリン
■麻酔薬
ベータプロ(インデラル)との併用によって、低血圧のリスクが高まることがあります。
- セボフルラン
■リドカイン
リドカインの代謝を遅らせてしまい、血中濃度を上昇することがあるので併用は出来る限り控えるようにして下さい。
■ジキタリス製剤
ベータプロ(インデラル)との併用によって、徐脈や房室ブロックなどが現れる恐れがあります。
■タガメット
ベータプロ(インデラル)の血中濃度が上昇し、作用が強まる恐れがあるので注意して下さい。
■コントミン
ベータプロ(インデラル)とコントミンの作用が相互に強まる恐れがあります。
■アプレゾリン
ベータプロ(インデラル)の血中濃度が上昇し、作用が強まる恐れがあるので注意して下さい。
■麦角アルカロイド
下肢の疼痛、冷感、チアノーゼなどが現れる恐れがあるので注意して下さい。
- エルゴタミン
■非ステロイド性抗炎症剤
ベータプロ(インデラル)の降圧作用が弱まる恐れがあります。
など
■アルコール
ベータプロ(インデラル)とアルコールの併用によって、作用が強まったり弱まったりする可能性があるので注意して下さい。
■リファジン
ベータプロ(インデラル)の血中濃度が低下し、作用が弱まる恐れがあります。
■キニジン、プロノン
ベータプロ(インデラル)の血中濃度が上昇し、作用が強まる恐れがあります。
■ワーファリン
ワーファリンの血中濃度が上昇し、作用が強まる恐れがあります。
■ジレニア
ジレニアの服用開始後にベータプロ(インデラル)を服用すると、重い徐脈や心ブロックが認められることがあります。