キサラタン点眼液
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キサラタン点眼液は目薬タイプの緑内障、高眼圧症治療薬です。有効成分ラタノプロストには眼圧を低下させ、視神経の圧迫を緩和し、緑内障の症状を改善する効果があります。
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- 有効成分
- ラタノプロスト
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- メーカー
- ファイザー
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- 適応症
キサラタン点眼液 2.5ml
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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1本 | 1,800円 |
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商品詳細
キサラタン点眼液とは、1999年にファイザー社から発売された緑内障治療薬です。「プロスタグランジン関連薬」と呼ばれる種類の目薬となります。
緑内障は眼圧が高くなることが原因で、少しずつ視力が低下してしまう目の病気です。
しかし人によっては、眼圧が正常な値であっても緑内障を発症することもあります。
キサラタン点眼液は眼圧を下げる作用をもつ薬となり、緑内障の進行を抑えることに役立ちます。
キサラタン点眼液の特徴キサラタン点眼液には、2つの特徴があります。
■緑内障治療の第一選択薬
■1日1回の点眼
病気の治療に対して薬を用いる時、どのような薬が始めに選ばれるかはおおよそ決まっています。
第一選択薬に選ばれるのは治療効果が高く、なおかつ安全性にも優れた薬です。
そこでキサラタン点眼液は副作用が少なく、さらに有効性も高いことから緑内障治療において第一選択薬とされています。
また使用方法も簡単で、1日1回点眼するだけで済むので使用の手間もかかりません。
ただし、1日に何度も点眼すると効果が逆に弱まってしまうことには注意しましょう。
キサラタン点眼液の効果・効能緑内障は眼圧が高くなることで発症する病気です。
ではなぜ眼圧が高くなるかというと、それには"房水"が深く関わっています。
房水とは眼球の中にある水のことです。
眼球の中に房水が必要以上に溜まってしまうと「目の内から外」への圧力、つまり眼圧が高くなってしまいます。
すると眼球の周りにある視神経が圧迫され、モノが見えにくくなっていくのです。
そこでキサラタン点眼液は、「房水の排出を促す」ことで眼圧を下げる薬となります。
眼球から房水を排泄するルートは、2つに分かれます。
- 線維柱帯流出経路
- ぶどう膜強膜流出経路
線維柱帯流出経路はメインの、ぶどう膜強膜流出経路はサブのルートとなりますが、キサラタン点眼液は後者のルートから房水の排泄を促します。
キサラタン点眼液は、点眼すると成分ラタノプロストが"FP受容体"と呼ばれる器官に結びつきます。
するとぶどう膜強膜流出経路から眼球の外へと房水が流れやすくなり、眼圧を下げることができるようになります。
このような眼圧低下作用により、キサラタン点眼液は緑内障や高眼圧症のような病気を治療してくれます。
服用方法・使用方法
キサラタン点眼液の使用方法は、次のようになります。1回1滴を、1日1回点眼する
頻繁に点眼すると眼圧を下げる作用が弱まる可能性があるので、1日1回を超えないようにしてください。
キサラタン点眼液の注意点■虹彩色素沈着に注意
キサラタン点眼液の使用により虹彩色素沈着(メラニンの増加)が現れることがあります。
この色素沈着は使用を重ねる毎に徐々に増えていき、使用を中止することで進行は止まるものの無くならないことが報告されています。
また虹彩色素沈着による色調の変化が現れる可能性があり、特に片目だけ治療をおこなっている場合は左右の目で色調に差が生じる可能性があります。
なお褐色を基調とする虹彩の患者さんにおいて虹彩色素沈着が多く報告されていますが、虹彩の変色が軽度であり臨床所見によって発見されないことが多いとされています。
■角膜上皮の障害に注意
キサラタン点眼液の使用中に角膜上皮障害(点状表層角膜炎、糸状角膜炎、角膜びらん)が現れることがあります。
目がしみる、かゆい、痛いなどの自覚症状が続く場合にはすぐに医療機関を受診してください。
■閉塞隅角緑内障への使用について
キサラタン点眼液は、閉塞隅角緑内障に対する使用経験が少ないです。
使用する場合は、慎重に投与することが望ましいとされています。
■自動車の運転などは控えること
キサラタン点眼液の使用後、一時的に霧視が現れることがあります。
症状が回復するまでは機械類の操作や自動車の運転などは控えるように注意してください。
副作用
キサラタン点眼液による副作用症状は、次のとおりになります。眼:結膜 | 頻度5%以上 | 結膜充血 |
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頻度5%未満 | 結膜炎、目脂(目やに)、結膜濾胞 | |
頻度不明 | 偽眼類天疱瘡 |
眼:ぶどう膜 | 頻度5%未満 | ぶどう膜炎、虹彩炎 |
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頻度不明 | 虹彩嚢腫 |
眼:角膜 | 頻度5%未満 | 角膜上皮障害、点状表層角膜炎、糸状角膜炎、角膜びらん、角膜浮腫 |
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頻度不明 | ヘルペス性角膜炎、角膜沈着物、角膜混濁、潰瘍性角膜炎 |
眼:眼瞼 | 頻度5%未満 | 眼瞼色素沈着、眼瞼炎、眼瞼多毛、眼瞼浮腫、眼瞼発赤 |
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頻度不明 | 眼瞼溝深化 |
眼:その他 | 頻度5%未満 | しみるなどの眼刺激症状、そう痒感、眼痛、霧視、前房細胞析出、流涙、まつ毛の異常(まつ毛が濃く、太く、長くなる)、異物感など眼の異常感 |
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頻度不明 | のう胞様黄斑浮腫を含む黄斑浮腫、およびそれに伴う視力低下、接触性皮膚炎、羞明 |
循環器 | 頻度不明 | 動悸、狭心症 |
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その他 | 頻度5%未満 | 頭痛、そう痒感、咽頭違和感、嘔気、めまい、胸痛 |
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頻度不明 | 喘息、筋肉痛、関節痛、発疹 |
重い副作用症状
虹彩色素沈着 | 茶目(虹彩)の色調が変化 |
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注意点
キサラタン点眼液との併用禁忌薬はありません。キサラタン点眼液を使用できない方
■キサラタン点眼液の成分ラタノプロストに過敏症(アレルギー)の既往歴のある患者さん
キサラタン点眼液との併用に注意が必要な薬
■プロスタグランジン系点眼薬
併用により眼圧の上昇が見られたとの報告があります。
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