クロメン(クロミッド)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
不妊症の原因のひとつである排卵障害を改善するクロメンはクロミッドのジェネリックです。有効成分によりホルモンの分泌が促進されて卵胞を大きくして、起きにくかった排卵が起きやすくなります。
-
- 有効成分
- クロミフェンクエン酸塩
-
- メーカー
- Kocak Farma
-
- 適応症
クロメン(クロミッド) 50mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
---|---|---|---|---|
10錠 | 1,890円 |
1錠あたり 189円 |
56pt獲得 | 売り切れ |
20錠 | 3,400円 |
1錠あたり 170円 |
102pt獲得 | 売り切れ |
30錠 | 4,530円 |
1錠あたり 151円 |
135pt獲得 | 売り切れ |
よく一緒に購入される商品はこちら
クロメン(クロミッド)について詳しく見る
商品詳細
クロメン(クロミッド)とは、排卵障害によって起こる不妊症の改善ができる排卵誘発剤になります。排卵がない場合の不妊症治療の第一選択になるお薬になり、妊娠を保障するお薬ではありませんが、高い確率で排卵が起こることが分かっています。
■生理がある無排卵周期症 … 70~80%
■第1度無月経 … 60~70%
※妊娠する確率は、これほど高くはありません。
高い確率で排卵を誘発させることができることから、排卵検査薬と併用し排卵日を予測して妊娠率を高めることができます。
クロメン(クロミッド)の特徴
クロメン(クロミッド)には、2つの特徴があります。
■同じ排卵誘発剤であるセキソビット(シクロフェニル)よりも作用が強く確実
■応用して、男性不妊に用いられることもある
クロメン(クロミッド)は排卵誘発剤の代表的なお薬になり、強い作用があることから用いられることが多いです。
また不妊症は女性だけの問題ではなく、男性にも原因があることがあります。
クロメン(クロミッド)は男性の睾丸(こうがん)に作用し、精子が作られるのを助けるはたらきもあります。
クロメン(クロミッド)の効果・効能
排卵は女性特有の生理現象であり、妊娠するためにはとても重要なはたらきをしています。
排卵 → 受精 → 着床 → 妊娠
排卵が起こることによって精子と出会い受精卵となり、お母さんと受精卵がつながり着床することで妊娠します。
つまり排卵が起こらないと、妊娠することはできません。
クロメン(クロミッド)は妊娠するために、はじめの一歩として排卵を誘発する作用があります。
■成分であるクロミフェンが脳内に作用することで、性腺刺激ホルモンの分泌を促進
■性腺刺激ホルモン(卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモン)の分泌が増加
■卵胞刺激ホルモンによって卵胞の卵胞が大きく育ち、黄体形成ホルモンが排卵を促す
卵胞が育ち、排卵によって卵巣から排泄させることで、受精卵となる確率を高めてくれます。
排卵日は生理が起きてから約14日後とされ、基礎体温を計ったり、排卵検査薬によって予測することができます。
排卵日の2日前が、妊娠する確率が高いとされているので、性行為のタイミングを合わせることも妊娠の確率を高めます。
クロメン(クロミッド)は不妊症に悩む方の排卵をサポートし、不妊症の改善を助けてくれるお薬となっています。
服用方法・使用方法
クロメン(クロミッド)の服用方法は、次のようになっています。1日1錠(50mg)を5日間
月経開始してから3日~5日に服用をスタートさせます。
5日間の服用を1クールとして、はじめの1クールで効果がなかった場合には1日100mg(2錠)の5日間の服用に増量するとしています。
用量と期間は、1日100mgの5日間が限度となっています。
※一般的に3クール服用を行って、排卵が起こらない場合には服用は中止するとされています。
クロメン(クロミッド)の注意点
■無排卵症の方
無排卵症の方は、クロメン(クロミッド)を服用する前にGestagen、Estrogen testを必ず行ってください。
消退出血があるかを確認し「子宮性無月経」を除外した後で服用を開始します。
■生活上で気をつけること
排卵日を知るために、治療期間中は基礎体温を毎日記録するようにしてください。
妊娠成立を知るためにも、基礎体温の管理は大切になります。
■機械の操作は厳禁
クロメン(クロミッド)の副作用の中に「目のかすみ」があることから、服用してからの車の運転や危険な作業は思わぬ事故につながる可能性があるので控えるようにしてください。
副作用
クロメン(クロミッド)の副作用症状は、次のようになっています。眼 | 頻度5%以上または頻度不明 | 虚血性視神経症 |
---|---|---|
頻度0.1~5%未満 | 霧視などの視覚症状 |
過敏症 | 頻度5%以上または頻度不明 | 発疹など |
---|
精神神経系 | 頻度5%以上または頻度不明 | 精神変調 |
---|---|---|
頻度0.1~5%未満 | 頭痛、情緒不安など |
肝臓 | 頻度5%以上または頻度不明 | AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇 |
---|---|---|
頻度0.1%未満 | 5%以上のBSP排泄の遅延 |
消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 悪心・嘔吐、食欲不振など |
---|
その他 | 頻度0.1~5%未満 | 顔面潮紅、尿量の増加、口の渇き、疲労感 |
---|
重い副作用症状
卵巣過剰刺激症候群 | 下腹部の張り、体重が急に増える、吐き気、ノドが乾く、尿が少なくなる |
---|
注意点
クロメン(クロミッド)の併用禁忌薬は、特にありません。クロメン(クロミッド)を服用できない方
■エストロゲン依存性悪性腫瘍
エストロゲン依存性悪性腫瘍とは、乳ガンや子宮内膜ガンのことになります。
加えて、乳ガンや子宮内膜ガンの疑いがある方もフェルトミッドを服用することはできません。
ガンが進行し病状が悪化することや、遺伝する可能性があります。
■卵巣腫瘍や多嚢胞性卵巣症候群を除く卵巣の腫大
卵巣を過剰に刺激してしまうことによって、卵巣を腫大させる恐れがあります。
■肝障害や肝疾患がある方
肝臓の障害を悪化させる恐れがあります。
■妊娠中の方
フェルトミッドを使った動物実験では、胎児に毒性があることや、催奇形作用があることがわかっています。
妊娠中の服用は絶対に避けるようにしてください。
慎重な服用が必要な方
■子宮筋腫の方
子宮筋腫の発育を促進する恐れがあります。
■子宮内膜症の方
症状が悪化する恐れがあります。
■乳ガンの既往歴がある方
乳ガンが再発する恐れがあります。
■乳ガン家系・乳房結節・乳腺症・乳房レントゲンで異常がある方
症状が悪化する恐れがあります。
■肝障害・肝疾患の既往歴がある方
肝障害を悪化させる恐れがあります。
■多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう:PCO)がある方
卵巣過剰刺激症候群が起こりやすくなる恐れがあります。
■治療していない子宮内膜増殖症がある方
子宮内膜増殖症は細胞異常型があるため。