コダカラン(クロミッド)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
コダカランは排卵誘発薬であるクロミッドのジェネリック医薬品です。有効成分クロミフェンには性腺刺激ホルモンを分泌させることで卵胞の成長や排卵を促すはたらきがあります。
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- 有効成分
- クロミフェン
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- メーカー
- レクメズ
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- 適応症
コダカラン(クロミッド) 50mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
コダカランとは排卵誘発剤であるクロミッドのジェネリック医薬品になります。コダカランの製造会社であるレクメズ社は日本人が一部監修しており、日本人の体質に合った商品を販売しています。
不妊症治療において最初に用いられる治療法に排卵日を正確に把握するために行うタイミング法があります。
ですが排卵がない場合もあるので、そういったときにコダカランのような排卵誘発剤を併用します。
排卵誘発剤を使用すると高い確率で排卵が起こるため、妊娠成功率をあげることができます。
また、排卵検査薬と併用することでさらに妊娠成功率をあげることができるので併用するのがオススメです。
- 第1度無月経 … 60~70%
- 生理がある無排卵周期症 … 70~80%
※妊娠する確率は、これほど高くはありません。
コダカラン(クロミッド)の特徴
- 男性不妊に用いられることもある
- 同じ排卵誘発剤であるセキソビット(シクロフェニル)よりも作用が強く確実
コダカランは女性だけでなく男性も服用することができ、睾丸に作用することで精子増量の効果が期待できます。
コダカラン(クロミッド)の効果・効能
コダカランの成分であるクロミフェンが脳内に作用し、エストロゲンが不足していると脳に錯覚させます。
エストロゲンが不足している判断した脳は性腺刺激ホルモンを分泌させ、卵胞を大きく成長させます。
そして卵胞刺激ホルモンによって大きくなった卵胞は黄体形成ホルモンによって排卵を促されます。
排卵検査薬を併用して排卵日を予測し、排卵日の2日前など妊娠する確率の高いタイミングで性行為をすることによって妊娠成功率を高めてくれます。
しかし、長期間服用を続けていると子宮内膜が薄くなること着床しにくくなったり、頚管粘液の分泌抑制によって精子が子宮にたどり着きにくくなるとったデメリットがでてきてしまいます。
また、コダカランは卵巣を過剰に刺激してしまうため、双子や三つ子を妊娠する確率が高くなります。
服用方法・使用方法
コダカランの服用方法は、以下の通りになります。消退性出血または月経開始日5日目から1日1錠(50mg)を5日間服用
5日間の服用を1クールとして、はじめの1クールで効果がなかった場合には1日100mg(2錠)の5日間の服用に増量するとしています。
用量と期間は、1日100mgの5日間が限度となっています。
※一般的に3クール服用を行って、排卵が起こらない場合には服用は中止するとされています。
コダカラン(クロミッド)の注意点
■生活上で気をつけること
排卵日を知るために、治療期間中は基礎体温を毎日記録するようにしてください。
妊娠成立を知るためにも、基礎体温の管理は大切になります。
■機械の操作は厳禁
コダカランの副作用の中に「目のかすみ」があることから、服用してからの車の運転や危険な作業は思わぬ事故につながる可能性があるので控えるようにしてください。
■無排卵症の方
無排卵症の方は、コダカランを服用する前にGestagen、Estrogen testを必ず行ってください。
消退出血があるかを確認し「子宮性無月経」を除外した後で服用を開始します。
副作用
コダカランの副作用症状は、次のようになっています。眼 | 頻度5%以上または頻度不明 | 虚血性視神経症 |
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頻度0.1~5%未満 | 霧視などの視覚症状 |
過敏症 | 頻度5%以上または頻度不明 | 発疹など |
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精神神経系 | 頻度5%以上または頻度不明 | 精神変調 |
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頻度0.1~5%未満 | 情緒不安定、頭痛など |
肝臓 | 頻度5%以上または頻度不明 | ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、ビリルビン上昇、γ-GTP上昇 |
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頻度0.1%未満 | 5%以上のBSP排泄の遅延 |
消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 食欲不振、悪心・嘔吐など |
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その他 | 頻度0.1~5%未満 | 尿量の増加、顔面潮紅、口の渇き、疲労感 |
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重い副作用症状
卵巣過剰刺激症候群 | 体重が急に増える、下腹部の張り、吐き気、ノドが乾く、尿が少なくなる |
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注意点
コダカランの併用禁忌薬は、特にありません。コダカランを服用できない方
■妊娠中の方
コダカランを使った動物実験では、胎児に毒性があることや、催奇形作用があることがわかっています。
妊娠中の服用は絶対に避けるようにしてください。
■卵巣腫瘍や多嚢胞性卵巣症候群を除く卵巣の腫大
卵巣を過剰に刺激してしまうことによって、卵巣を腫大させる恐れがあります。
■エストロゲン依存性悪性腫瘍
エストロゲン依存性悪性腫瘍とは、乳がんや子宮内膜がんのことになります。
加えて、乳がんや子宮内膜がんの疑いがある方もコダカランを服用することはできません。
がんが進行し病状が悪化することや、遺伝する可能性があります。
■肝障害や肝疾患がある方
肝臓の障害を悪化させる恐れがあります。
コダカランとの併用に注意が必要な薬
■子宮内膜症の方
症状が悪化する恐れがあります。
■子宮筋腫の方
子宮筋腫の発育を促進する恐れがあります。
■乳がん家系・乳房結節・乳腺症・乳房レントゲンで異常がある方
症状が悪化する恐れがあります。
■乳がんの既往歴がある方
乳がんが再発する恐れがあります。
■多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう:PCO)がある方
卵巣過剰刺激症候群が起こりやすくなる恐れがあります。
■治療していない子宮内膜増殖症がある方
子宮内膜増殖症は細胞異常型があるため。
■肝障害・肝疾患の既往歴がある方
肝障害を悪化させる恐れがあります。
参考サイト
効果・効能、使用方法、副作用、注意点(併用禁忌)のご説明は、商品説明書の他に次のサイトを参考にしております。
pmda - クロミッド