ダポキセチンとは
ダポキセチン（Dapoxetine）とは
ダポキセチンとは、SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）という種類の抗うつ剤に用いられている成分です。
うつ病（鬱病）患者にこの成分を含んだ薬を投与すると「射精が遅くなった」という報告が相次ぎ、研究を進めていくと早漏を改善する副効用があることが判明しました。
このページではダポキセチンの効果や作用機序、ダポキセチンを含んだ医薬品についてご紹介していきます。
ダポキセチンの効果
交感神経のはたらきによって男性は射精に至りますが、その際ノルアドレナリンという興奮物質が増加すればするほど短い時間で射精します。
このノルアドレナリンは緊張や不安といったストレスがかかることで増加しますが、ノルアドレナリンの作用を抑えてくれるセロトニンの分泌量が不足することが原因となって早漏になってしまいます。
まず、その早漏の定義ですが、早漏とは「射精をコントロールできずに極端に短い時間で射精してしまうこと」です。
具体的には、挿入前や挿入後に約1分以内に射精してしまうと早漏ということになります。
ダポキセチンはこの早漏の原因であるセロトニン不足を解消し、分泌量を増やすことで早漏を改善してくれ、射精時間を約3～4倍まで延長させることが可能です。
この射精時間を延長する効果はアメリカで行われた臨床実験にて証明されています。
1分にも満たない短い時間で射精してしまう男性が4分を超える射精時間にまで延長させることに成功したという実験結果も出ており、優れた医薬品であることがお分かりになるかと思います。
さらに継続的に服用することで早漏の症状自体を改善していくことも分かっています。
また、勃起不全（以下ED）と早漏は約30%の方が併発していますが、ダポキセチンはバイアグラ、レビトラ、シアリス、ステンドラといったED治療薬と併用が可能となっています。
ダポキセチンの副作用
ダポキセチンは副作用の報告例が少なく、安全性に優れた成分ですが服用する前には起こりうる副作用について知っておく必要があります。
主な副作用は以下のようになります。
これらの副作用はダポキセチンのセロトニンの分泌を促進する作用によって起こります。
セロトニン濃度が高まると副交感神経が優位になり、血管が拡張したり消化管が活発に動くようになります。
この作用によって血圧が下がり、めまいや頭痛、立ちくらみといった症状が起きることがあります。
また、吐き気や嘔吐、下痢といった症状は消化管のはたらきが活発になることで起こります。
上記の副作用のうち、比較的「吐き気」の副作用が起こりやすいですが、早漏防止効果が切れると共に副作用も治まることがほとんどです。
このような副作用を予防するためには服用前に水分補給をしておくことが良いとされています。
もう一つ稀な副作用として、ダポキセチンを含む薬剤を服用してから長時間にわたり座る・寝る体勢を継続すると「起立性低血圧」という症状が起こることがあります。
急に立ち上がった際にめまい、頭痛、ふらつき、視野狭窄・眼前暗黒感、全身のしびれ等といった症状が起こります。
もしこのような症状が出た場合は、直ちに病院へ行き、医師の診察を受けてください。
ダポキセチンを含む医薬品
ダポキセチンは早漏を防止する効果やうつ病を治療する効果のある成分で世界60か国以上で認可が下りている成分です。
この項目では多くの利用者のいるダポキセチンを含んだ医薬品について紹介していきます。
プリリジー
プリリジーは世界で初めて販売されたダポキセチンを含んだ内服薬タイプの早漏防止薬です。
60か国以上の国々で販売が行われており、数百万人もの人が服用していると推測されています。
残念ながら日本では認可がまだ下りていない医薬品ですが、使用実績や臨床データがしっかりあるため安全性や有効性が確認されており、これまで重い副作用の報告がないことは特筆すべき点です。
プリリジーは性行為前に服用することで、射精時間を約3～4倍まで延長させることのできる早漏男性の強い味方です。
有効成分であるダポキセチンが早漏の原因であるセロトニン不足を解消してくれます。
また、副作用が起こる頻度も少なく、起きたとしても効果が切れると共に治まるので安全性の高い薬だといえます。
プリリジーは1錠あたりにダポキセチンが60mg含まれており、性行為の1～3時間前に服用することで効果を発揮してくれます。
初めて服用する方の場合は、ピルカッターで半分にして30mgを1回分として服用することもできます。
その他、プリリジーにはジェネリック薬もあるためお安くお求めになることもできます。
先発薬で安心で確かな効果を実感したい方はプリリジーを、ジェネリック薬で安価にプリリジーと同等の効果を得たい方はジェネリックを購入するのがおすすめです。
また、プリリジーを開発したのは世界的に有名なイタリアの製薬会社であるメナリーニ・グループであり、MSD（メルク・アンド・カンパニー）という世界最大規模の製薬会社ともパートナーシップを結び、アジア太平洋地域にマーケットを拡大している信頼性の高い企業です。
ダポキセチンのジェネリック
ダポキセチンを含んだジェネリック薬は豊富にあります。
その中でもオススメの商品をご紹介します。
ポゼット
ポゼットは上記の項目でもご紹介したプリリジーのジェネリックです。
プリリジー60mg×6錠が1箱14400円で1錠あたり2400円でご購入していただけますが、ポゼットの場合、60mg×10錠で1箱2000円、1錠あたり200円と激安価格で購入していただくことができます。
1錠あたりに対して12倍もお安く購入でき、ポゼットは大変お得な商品になります。
プリリジーと同じくポゼットにはダポキセチンが配合されているため射精時間を約3～4倍まで延長させることができ、価格が安いからといってプリリジーより効果が劣るわけではなく、ジェネリック薬のためほぼ同等の効果を得ることができます。
また、ポゼットを製造するサンライズメディーズ社は、ジェネリック大国であるインドに本社を置くED治療薬や早漏防止薬のジェネリック医薬品に力を入れている近年成長著しい製薬会社です。
スーパーバイスマ
スーパーバイスマはEDと早漏を改善してくれる二つの成分を含んだジェネリック薬です。
ED治療薬として有名なバイアグラの有効成分であるシルデナフィルと上記でもご紹介したプリリジーの有効成分であるダポキセチンを複合した薬で、ジェネリック薬のため安価な価格でご購入していただけます。
バイアグラ特有のキレのある勃起促進効果と、プリリジーの射精時間を約3～4倍まで延長させることのできる早漏防止効果の両方を同時に発揮してくれ、EDと早漏に悩む男性の救世主ともいえる薬です。
また、スーパーバイスマを製造するスマート社はインドに本拠地を置く製薬会社ですが、商品開発に日本人が参加しているためパッケージデザインも日本好みになっていたり、日本人の体質に合った商品を開発するなど、日本人にオススメできる商品を多数開発している信頼のおける企業です。
スーパーレビスマ
スーパーレビスマは、ED治療薬として有名なレビトラと早漏防止薬プリリジーの二つの成分を含んだEDと早漏を同時に解決してくれるジェネリック薬です。
レビトラの有効成分であるバルデナフィルの即効性が高く、食事の影響を受けづらい特性と、ダポキセチンの射精時間を約3～4倍まで延ばす効果も併せ持つ画期的な治療薬で急な性行為の予定が入ったときにオススメの商品です。
また、ジェネリック薬のためレビトラやプリリジーといった先発薬を購入すると高くつくEDと早漏の治療代を安価に済ませることができます。
加えて、上記のスーパーバイスマと同じくスーパーレビスマもスマート社が開発しているため、日本人の体質に合った商品となっています。
スーパーシアスマ
スーパーシアスマは、ED治療薬シアリスと早漏防止薬プリリジーの二つの成分を複合したEDと早漏を同時に改善できる治療薬です。
シアリスの有効成分であるタダラフィルの最大36時間続く高い持続性と食事の影響を受けづらい特徴に加え、プリリジーの射精延長効果も併せ持つ優れた治療薬で、パートナーと二人で満足のいく週末を送りたい方にオススメです。
また、ジェネリック薬のため安価に購入することができる上、上記のスーパーバイスマやスーパーレビスマと同じくスマート社の製品のため安全性が高くED・早漏治療の際にオススメできる商品となっています。
ダポキセチンの作用機序
早漏はセロトニンが不足することでノルアドレナリンの分泌量の方が多くなり、興奮が抑えられなくなることで引き起こされます。
ダポキセチンにはそのセロトニンの再吸収を阻害し、セロトニンの濃度を高める作用がありますが、セロトニンにはノルアドレナリンの分泌を抑制する作用があるため、性行為時の過剰な興奮を抑えることができます。
また、ダポキセチンはもともとSSRIという系統の抗うつ剤であるため抗うつ作用もあり、選択的にセロトニンの再取り込みを阻害するため副作用が起きにくい薬になります。
なお、ダポキセチンに早漏に対する効果があるかを確かめるため、大規模な臨床試験が行われており、その結果、射精時間を約3～4倍まで延長できることが判明しました。
さらにパートナーの満足度が2倍に向上したという結果も出ており、7割を超える方にも早漏改善効果が認められています。
加えて射精時間が延長しても感度が変わらない上に継続服用で早漏を改善できるというデータもあります。
ダポキセチンの併用禁忌薬
ダポキセチンを含む薬剤と他の薬剤を併用することが禁じられている併用禁忌薬は以下のようになります。
・メレリル（チオリダジン）ダポキセチンとメレリルを併用してしまうとQT延長が起こってしまい、心室性不整脈のリスクが上がってしまいますので併用することはできません。
メレリル服用中、または服用を止めてから1日以内はダポキセチンを含んだ薬剤を服用することはできません。
逆にプリリジーを服用してから7日以内はメレリルを服用していはいけません。
・MAO阻害剤（抗うつ剤）
ダポキセチンとMAO阻害剤を併用してしまうと異常な高熱や硬直、精神不安定などの様々な症状が現れるため併用することはできません。
ダポキセチンの併用注意薬
ダポキセチンを含んだ薬剤と他の薬剤を併用する上で注意する必要のある併用注意薬は以下のようになります。
- モノアミンオキシダーゼ阻害剤
- 三環系抗うつ薬
- 抗うつ薬
- グレープフルーツ（液体を含む）
上記の薬剤等と併用する場合は必ず医師の判断を仰いでから服用するようにしてください。
