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AGAの治療方法・予防方法

AGAの治療方法・予防について

男性にとって、年齢を重ねるごとに悩みの度合いが深まるものです。
特に悩ましいのはやはり頭髪のことという方も多いかと思います。
年を経るごとに額が広くなり、目覚めたときに枕に残る抜け毛の数が増え、頭皮は全体的にうっすら地肌が透けて見え始め、冬の寒風がこたえるようになる…と、鏡を眺めてため息をついている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、そんな男性ならではの脱毛症、AGA(男性型脱毛症)の治療・予防方法についてまとめています。今まさに気になっている、という方はぜひチェックしてみてください!

AGA治療薬

AGA(男性型脱毛症)は、男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変化することで起こるものであることがわかっています。
DHTが毛根に作用して髪の成長をストップさせます。
また、加齢とともに頭皮の血行が悪くなり、血液に含まれる栄養が毛根に行きわたらなくなることも、AGAを加速させる原因のひとつです。
近年は、ホルモンバランスの乱れによって、20代の若い男性の間にも広がりつつあるという点も見逃せないところです。

このように厄介なAGAですが、しかし、治療する方法がないわけではありません。たとえば、「DHTの生成」「頭皮の血行の悪化」といった原因に作用する医薬品を使用するという方法があります。
医薬品を使用するのは、数あるAGA治療法の中でも特に確実性が高いといえます。

プロペシア

プロペシアは、アメリカの製薬会社メルクが開発した画期的なAGA治療薬です。錠剤タイプで、決められた用法用量に従って服用することで効果を発揮します。
この医薬品は、主成分としてフィナステリドという物質を含んでいます。

フィナステリドは、AGAの発症原因のひとつである「DHTの生成」に作用する成分です。
そもそもDHT(ジヒドロテストステロン)は、男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼと呼ばれる酵素によって変異させられることが原因で生み出されます。フィナステリドは、テストステロンに対して5αリダクターゼが作用するのを阻害、DHTの生成を妨げる働きがあります。
AGA発症後すぐの段階で服用を開始すれば、効率的に治療を行うことが可能です。

ミノキシジル

ミノキシジルは、1960年代創薬という歴史ある有効成分です。
とはいえ、当時はAGA治療薬として使用されていたわけではありません。ミノキシジルに血管拡張効果があることが判明し、血管を広げて血圧を下げる目的で使用されていた経緯があります。
要するに、高血圧の治療薬だったのです。
しかし、1980年代に入る頃に血管拡張効果が頭皮の環境向上に使用できることが判明。AGA治療薬として、薬液を塗布するタイプの「ロゲイン」が販売されることになりました。
AGAを進行させる原因のひとつ、「頭皮の血行悪化」に対して効果的な医薬品なのです。

日本では、世紀末を迎えた1999年にミノキシジルを含有する薬用シャンプー「リアップ」が販売スタートしました。
また、通販(個人輸入)にてロゲインやそのジェネリック医薬品を購入することができます。

ザガーロ

ザガーロは、イギリスの製薬会社グラクソ・スミスクラインが開発した新世代のAGA治療薬です。
日本では、2016年から病院のAGA外来などで処方してもらえるようになりました。

有効成分であるデュタステリドは、フィナステリド(プロペシア)と同じくDHTを生み出す原因となる酵素5αリダクターゼを阻害することでAGAを治療します。
デュタステリドならではの特徴として、「5αリダクターゼⅠ型・Ⅱ型ともに作用する」ことが挙げられます。
フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型に対して効果を発揮する成分、Ⅰ型がAGAを加速させている場合には思うような効果を得ることができませんでした。
しかし、デュタステリドとそれを含有するザガーロが登場したことで、「プロペシアではイマイチよくならない」という厄介なAGAもしっかり治療できるようになりました。

育毛シャンプー

育毛シャンプーは、AGA治療薬のように「これを使えば髪が生えてくる!」といえるアイテムではありません。
あくまでも正常な育毛をサポートするアイテムであり、特に加齢で抜け毛が気になり始めている人や、脱毛とともにフケやかゆみなどが気になっている人におすすめといえます。

たとえば、一般的なシャンプーには石油系洗浄剤がたっぷり含まれており、人によっては頭皮に負担がかかって環境が悪化し、AGAが加速度的に深刻化する場合があります。しかし、石油系洗浄剤ゼロのナチュラル系の育毛シャンプーを使用することで、環境を正常化することができます。
また、頭皮の乾燥を防ぎ、しっかり保湿して血行不良を食い止める、そんな働きがあるシャンプーもあります。AGA治療薬をサポートする存在として使用することをおすすめします。

育毛サプリメント

亜鉛やL-リジン、ノコギリヤシ、イソフラボンといった成分を含む育毛サプリメントは、AGA治療薬ほど強い効力を発揮するわけではありません。
しかし、多くは自然由来の成分であり、“体に優しい”という特徴があります。副作用が起こるリスクがほとんどないというのがポイントです。

フィナステリド、デュタステリドといった成分を含有するAGA治療薬は「性機能の低下」という副作用をもたらす可能性がありますが、育毛サプリメントに使用されている成分ならそのような副作用が起こることはありません。それどころか、たとえば亜鉛などは男性の精液の材料でもあり、性機能を向上させる効果も期待できるとされています。

「プロペシアやザガーロは副作用が不安」という方は、サプリメントから始めてみることをおすすめします。

植毛

抜け毛が目立つ部分に人工毛や自毛を移植する「植毛手術」を行うことでAGAを克服するという力技もあります。自毛植毛の場合、AGAの影響を受けにくい側頭部や後頭部の毛を毛根部ごと取り、気になる部分に移植していくという方法をとります。

一見すると確実性が高い方法のようですが、デメリットもあるので要注意です。
最も大きいのは、金銭的な負担。量にもよりますが、1回の手術で数十万円かかる場合もあります。
また、AGAがストップするわけではなく、植毛した部分以外が薄くなり、見た目がより変になってしまう可能性があります。「薄くなった部分にはまた髪を植えればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、それでは堂々巡りのイタチごっこで、金銭的な負担だけが増えてしまいます。

よくよく考えたうえで活用すべき方法といえるでしょう。

注入治療

病院のAGA外来、あるいはAGAを専門に扱うクリニックなどの中には、「注入治療」を行っているところがあります。読んで字のごとく、“注入”することでAGAを治療するというものです。
注入する場所は、頭皮。注入するのは、発毛・育毛に効果的な成分。「育毛メソセラピー」「HARG療法」をはじめ、さまざまな方法があります。
具体的には、頭皮や毛根の機能、毛髪のサイクルを正常化させる“成長因子”を含む成分が注入されることになります。自然に髪を生やし、伸ばしていくことが可能です。

成功すれば確実性が高い方法のひとつですが、深刻なデメリットも考えられるので注意が必要です。

育毛メソセラピー(毛髪再生メソセラピー)

育毛メソセラピーとは、頭皮に直接AGAの治療効果がある薬剤を注入するという方法です。
具体的には、幹細胞に含まれる成長因子、血管拡張剤、ビタミンなどを含む薬剤を注入します。
確実性が高い方法のひとつとされています。

ただし、デメリットがないわけではありません。
病院によってはノンニードル(炭酸ガスを頭皮に噴射する)法で行うところもありますが、ニードル法を行う病院では頭皮に痛みを感じる場合があります。
また、1ヶ月に1回、6ヶ月にわたって行う必要があり、病院によっては50万円以上の料金がかかることもあるという点がデメリットとして挙げられます。

HARG(ハーグ)療法

幹細胞に含まれる成長因子を中心とする「HARGカクテル」を、頭皮に直接注入するという方法です。
育毛メソセラピーと同じく、確実性が高いAGA治療法といえます。
また、男女ともに行うことができるという点もポイントです。
ホルモンバランスの乱れを主な原因とする女性に特有のFAGA(女性男性型脱毛症)が最近増えていますが、たとえばプロペシアやザガーロは有効成分が女性の性機能に影響を及ぼし、特に妊娠中の女性が服用すると胎児に奇形が現れる可能性があることから“女性禁止”となっています。
しかし、HARG療法は女性でも行うことができます。

とはいえ、デメリットもあります。
特に、金銭的な負担に関してはきちんと押さえておくべきといえます。
病院ごとに料金はさまざまですが、治療費が総額で100万円以上になることもあります。

ヘアフィラー

ヘアフィラーは、注入治療の一種です。
育毛メソセラピーやHARG療法では幹細胞に含まれる成長因子を中心とする成分を注入しますが、ヘアフィラーの場合は脱毛を進行させる脱毛因子を阻害して頭皮環境を正常にする「ペプチド化合物」と呼ばれる物質を注入します。

こちらもまた、育毛メソセラピーやHARG療法のように確実性が高い一方で「治療費が高額になりがち」というデメリットがあります。HARG療法ほどではないものの、治療を完了させるまでに数十万円ほどかかる場合があるようです。

PRP毛髪療法

PRP毛髪療法は、施術を受ける人の体内から採取した血液からPRP(多血小板血漿)と呼ばれるものを抜き出し、これを頭皮に注入するという育毛方法です。
PRPには血小板由来成長因子をはじめ、さまざまな種類の成長因子が含まれています。
これを抽入することで頭皮環境を正常にしてヘアサイクルを健康的な状態に戻すことができます。

ただし、1回の施術ではピンポイントにしか効果を現すことができないこと、AGAが進行してかなり広いエリアに注入しなければならない場合、身体的・金銭的な負担が増えることがデメリットとして考えられます。
すっかり治療を終えるまでに数十万円かかることも珍しくありません。

LED照射

LED(発光ダイオード)を使ったAGA治療方法も開発されています。
医療用の赤色LEDを頭皮に照射することで、毛髪を育てる働きがある毛母細胞の働きを活性化させ、AGAを改善させるという方法です。

注入治療と違ってニードルを使用することがないため、身体的な負担は大幅に軽減させることができます。
ただし、現在のところ発展途上の治療方法であること、導入しているクリニックが少ないこと、またLED照射単体ではなかなか思うような効果が得られないとされていることがデメリットとして挙げられます。

特に、「単体では思うような効果が得られない」という点は問題です。
現在のところは、「プロペシアなどのAGA治療薬と併用すべき」とされており、金銭的な負担はかなりのものになるといえます。

かつら(ウィッグ)

かつら(ウィッグ)を装着するという昔ながらの方法もあります。
これはAGAの治療方法というよりは、対処方法というべきでしょうが…人工的な毛髪と頭皮を“かぶる”ことで、他人からはフサフサの状態であると見てもらうことができます。

ただし、当然ながらAGAの主な原因である「DHTの生成」「頭皮の血行悪化」に対する効果はなく、かつらの下でAGAは進行していくことになります。
また、頭皮の環境に関しては、逆効果になる場合があります。
かつらを装着することで蒸れたり、ピンで留めたり接着剤でくっつけている部分に負担がかかってしまったりして、逆にAGAを進行させる結果になってしまうのです。

「もうほかに方法がない」
「今すぐにでも“フサフサの見た目”になる必要がある」
という場合以外には、おすすめできません。

正しいシャンプー

AGAを予防したい方、進行を止めたい方は、普段の生活から気をつける必要があります。
たとえば、お風呂でのシャンプー。

ここでは、「正しいシャンプー」について、ポイントごとにまとめてみましょう。

■髪に優しいシャンプーを選ぶ
毛髪や頭皮の環境を傷つけない成分で構成されている育毛シャンプーを選ぶこと。
まずは何よりもこれが大切です。
健康な状態なら、石油系洗浄剤がたっぷり含まれた一般的なシャンプーでもあまり頭皮や毛髪にダメージはありませんが、AGAの場合は加速度的に深刻化させてしまう可能性があります。

■優しく洗う
シャンプーは、手に取って泡立ててから髪につけること、爪を立てずに指の腹で優しく揉むようにして洗うこと、髪の毛同士をこすり合わせないように気をつけることが大切です。
これらは、今ある毛髪と頭皮にダメージを与えずに清潔にする方法といえます。

■洗い残さないように
シャンプーの洗い残しは、時間が経つにつれて毛髪や頭皮にダメージをもたらします。
洗い残しがないように注意する必要があります。

良質な睡眠

“寝る子は育つ”ということわざは決して非科学的なものではありません。
というのも、人体をより新しいものに更新する働きがある「成長ホルモン」は、22:00~翌2:00の間に最も多く分泌されることがわかっています。また、朝の太陽光を浴びることも大切であるといわれています。
要するに、日付が変わる前にはベッドに入り、きちんと朝には目覚める、そんな規則正しい生活習慣・睡眠習慣が髪の健康のためには欠かせないということです。

「寝つきが異常に悪い」「ついつい目が冴えて寝つくのが深夜になってしまう」という不眠症の方は、睡眠薬を使用することをおすすめします。ゾピクロン、エスゾピクロンといった「超短時間型」の成分を含むルネスタ(※リンク先はジェネリック)などが特におすすめです。効果がすみやかに現れ、朝までは持ち越さないので、スムーズに眠りについて朝は爽やかに目覚めることができます。

ストレスをためない

街に出ても、会社で働いていても、何かにつけてストレスをためがちな現代人にとって、AGAは宿命というべき存在といえます。そう、ストレスをためることでAGAを悪化させてしまう可能性があるのです。 ストレスをためると睡眠不足になり、食欲が減って栄養素をきちんと摂ることができなくなり、また血行不良を引き起こすリスクが高まります。
その結果、AGAを発症したり、悪化させてしまったりすることが考えられます。

「そうはいってもなかなかストレス解消することができない」
そのような方には、心身の緊張をやわらげる効果が期待できる抗ストレスサプリをおすすめします。
GABA、セントジョーンズワートをはじめ、さまざまな成分を含むサプリメントが販売されており、心身をストレスのない平穏な状態に整えてくれます。

お酒を飲みすぎない

“酒は百薬の長”といわれます。AGAの場合も同じことがいえます。
適度な飲酒はストレスを解消してくれますし、血行促進効果もあります。
とはいえ、度が過ぎた飲酒はやはりよくありません。

たとえば、お酒に含まれるアルコールは肝臓で分解(代謝)されますが、その際に発生するアセトアルデヒドはAGAの直接的な原因のひとつであるDHT(ジヒドロテストステロン)を増加させる働きがあることが判明しています。アセトアルデヒドは、適度なお酒であれば発生してすぐ分解されるので無害ですが、飲み過ぎた場合には大量に発生し、分解されないままDHTを増加させるおそれがあります。

禁煙する

AGAに対処するには、過度な飲酒を抑えることに加え、喫煙も抑えることが必要です。喫煙は飲酒と並ぶ“悪癖”ですが、飲酒が「適度ならOK」であるのに対して、喫煙はやめるのが望ましいとされています。
喫煙は飲酒と異なり、“百害あって一利なし”です。できるだけさっさと禁煙してしまうことをおすすめします。
タバコに含まれるニコチンが頭皮の血管を収縮させること、男性ホルモンのテストステロンを増加させ、結果的にDHTを増加させることにつながることなどが理由として挙げられます。

とはいえ、ただ単に「明日から吸わない」と決めるだけでは、なかなか禁煙は成功させることができません。
おすすめなのは、「チャンピックス」のような禁煙治療薬を使用すること。
チャンピックスは、含有する成分がニコチンに似た働きをすることで、「タバコを吸っても美味しくない、むしろ不快」という状態にしてくれる医薬品です。
継続的に服用することで、高い確率で禁煙を成功させることができます。

バランスの良い食事

お酒は控えめに。タバコは完全にやめること。しっかり睡眠をとり、ストレスをためないよう心がけること…さらに、毎日の食卓のメニューにも気をつける必要があります。

具体的には、タンパク質やビタミンなどをバランスよくとることが効果的といわれています。タンパク質は丈夫な髪を作り、ビタミンB群は毛髪の根もとにある毛母細胞を活性化させる働きがあります。

特におすすめの食材としては、大豆食品が挙げられます。
タンパク質が豊富に含まれているうえに、体内のホルモンバランスを正常に保つ効果もあります。
また、亜鉛を大量に含む牛肉やひじき、豚レバーなども適量摂取すると効果的です。

適度な運動

毎日欠かさずジョギングしていれば、AGAにならない…わけではありません。
適度な運動をすることは、間接的にAGAを解消する補佐をしてくれるものであるといえます。

たとえば、体をしっかり動かすと、血液のめぐりがよくなります。AGAが進行する原因のひとつは頭皮の血行悪化ですが、適度に運動をすることでこれを解消・予防することができるのです。
また、適度な運動はストレス解消の効果があるという点も特徴です。
ストレスは、すでに紹介したようにAGAの発症・悪化のトリガーになりうるもの。日々、適度な運動を行うことでストレスの芽を摘み、AGAが深刻化しないようにすることができます。
AGA治療薬などを使いつつ、健康的な生活を心がけましょう。

AGAの自然回復

転んで膝をすりむく、軽い風邪を引く…などは、放っておいても人間の自然治癒力によって回復させることができます(もちろんケガや病気の程度によりますが)
「じゃあ、もしかしたらAGAも?」
そんな淡い期待を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
たとえば体内の免疫機能のようなものが働いて、AGAの原因を抑え込んで症状を軽くしてくれる…など。

しかし、結論からいえばAGAが自然に回復する可能性はゼロであるといえます。 そもそもAGAとは、すでに紹介しているように男性ホルモンのテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に変化し、DHTが毛髪の根もとに作用することで起こる現象です。
このDHTの働きは、人の生命活動に害をもたらすものではなく、自然に備わっている機能であるといえます。それゆえに、たとえば人体が風邪ウイルスを撃退するようにDHTを撃退するようなことはありません。

また、AGAは遺伝的な要素が強い現象でもあります。
すでにDNAにコードとして埋め込まれているものであるゆえに、いったん発症してしまうと、放っておくと深刻化するばかりで後戻りすることはありません。

以上のように、AGAによる薄毛状態から元の状態に回復するには、「医薬品の使用」をはじめ、ここで紹介してきたさまざまな方法を用いるしかないということになります。
自分に合った方法で、対処していきましょう。

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