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デュタステリドとは

デュタステリド(Dutasteride) とは

デュタステリドは、「ザガーロ」という医薬品の有効成分です。
ザガーロは男性特有の脱毛症AGA(男性型脱毛症)の治療薬として使用されている製品で、デュタステリドにはその進行をストップさせ、髪を健全な状態に戻す下地を作る働きがあります。
ここでは、そんなデュタステリドに関するさまざまな情報をお届けしています。

「具体的な効果とは?」「副作用はないのか?」といった基本的な事柄に加え、先発薬「ザガーロ」のあとを追う形で開発・販売されているジェネリック医薬品について。
またデュタステリドを服用する際の注意点についても解説します。
現在、AGAでお悩みの方はぜひチェックしてみてください。

Wikipedia - デュタステリド

デュタステリドの効果

デュタステリドは、体内に存在する5αリダクターゼという酵素の活動を阻害する働きがある医薬品です。
5αリダクターゼは、男性ホルモンの一種であるテストステロンと結合して、DHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる物質に変化させます。
DHTは前立腺の肥大や前立腺がんの発症といった男性特有の症状を引き起こす原因であり、同時にAGA(男性型脱毛症)を引き起こす物質です。
デュタステリドの作用によって5αリダクターゼの活動が阻害されると、前立腺がんや前立腺肥大症、AGAの発症予防や改善、治療が可能となります。

デュタステリドは、初めは前立腺疾患の治療薬として承認を受け、のちにAGA治療薬として認められるようになりました。
現在では、AGA専門外来で「ザガーロ」を処方してもらうことが可能です。

ところで、デュタステリドと同等の効果を持っている成分として、フィナステリドという成分が挙げられます。
フィナステリドは、デュタステリドと同じく5αリダクターゼの活動を阻害する効果を持つ薬効成分です。
2015年、日本でデュタステリドがAGAに効果があると認められるはるか以前、アメリカで製造・開発されたフィナステリドは、“世界初のAGA治療薬”として注目を集めました。

要するにフィナステリドはデュタステリドの先輩であるわけですが、この2つの間には大きな違いがあります。
後輩のデュタステリドは、先輩のフィナステリドに比べて5αリダクターゼを阻害するパワーが3倍以上です。
しかも、フィナステリドは「5αリダクターゼ2型」しか阻害できませんが、デュタステリドは「5αリダクターゼ1型」も阻害することが可能です。

フィナステリドでは思ったような効果が出なかった、1型による影響でAGAが加速していた……
そんなときも、デュタステリドならしっかりと効果を現すことができる可能性があります。
たとえば、5αリダクターゼ1型は皮脂腺でDHTを生成し、皮脂を過剰分泌させるという性質があります。
頭皮環境を悪化させることでAGAがなかなか改善しないという場合、デュタステリドが活躍するわけです。

Wikipedia - デュタステリド

デュタステリドの副作用

デュタステリドを服用した際に発生する恐れが高い副作用として、以下の症状が挙げられます。

「ザガーロ」の添付文書によれば、国際共同試験を行った結果、557例中95例、約17.1%で副作用が発生したとされています。
勃起不全が24例(4.3%)、性欲減衰22例(3.9%)、精液量の減少7例(1.3%)となっています。

現在判明しているデュタステリドを服用した際に発生する副作用、そして発生確率を全てまとめると、以下の通りです。

  • 発症確率1%以上
  • 性機能不全(性欲減衰、ED(勃起不全)、射精障害)
  • 発症確率1%未満
  • 発疹、頭痛、抑うつ気分、乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)、腹部の不快感
  • 頻度不明

蕁麻疹、アレルギー反応、そう痒症、限局性浮腫、血管浮腫、浮動性めまい、味覚障害、精巣痛、精巣腫脹、脱毛症(主に体毛脱落)多毛症、腹痛、下痢、倦怠感、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、肝機能障害、黄疸

上記副作用の内、危険な副作用とされるのは肝機能障害と黄疸です。
具体的な頻度は不明ですが、発症すると肝機能を示す値の上昇、そしてそれに伴う肝機能障害や黄疸が症状として現れるようになります。
デュタステリドを服用した際に身体の異変や黄疸といった症状が現れた際には、すぐさま服用を中断し医師による診察と処置を受けるなど、適切な対応を取るようにしましょう。

また、他の副作用の場合も、発生した際に長時間症状が治まらないなど、身体に異常が現れた際には同様に医師による診察と処置を受けるようにしましょう。

KEGG - ザガーロ

デュタステリドを含む医薬品

先発薬とは、ある薬効成分が発見・開発されたとき、世界で初めて医薬品として製品化されたものを指します。
デュタステリドの場合、先発薬として挙げられるのは「ザガーロ」「アボルブ」です。
2種類あるのは、それぞれ用途が異なるからです。ザガーロは、AGA治療薬として製品化された先発薬、アボルブは前立腺疾患の治療薬として製品化された先発薬となっています。

ここでは、これらの先発薬についてそれぞれ解説しています。

ザガーロ

ザガーロは有効成分としてデュタステリドを使用したAGA治療薬で、5αリダクターゼが原因で発症する薄毛症・脱毛症の治療に用いられます。
服用後、体内に有効成分のデュタステリドが行き渡ると、体内に存在する5αリダクターゼの活動が阻害されます。
そして、DHTの生成がストップし、AGAの進行が止まります。

ちなみに、ザガーロという名称で処方・販売が行われているのは日本国内のみです。
海外では「アボダート」という名称で販売や処方が行われています。
海外製の医薬品を扱う通販サイトを使ってデュタステリドの先発薬を入手する際には、「アボダート」を選ぶようにしましょう。

ザガーロの詳細はこちら
※リンク先はザガーロジェネリックです。

アボルブ

アボルブはザガーロ同様、有効成分としてデュタステリドを使用している医薬品です。
成分量はザガーロと同じですが(0.5mg)、AGA治療薬ではなく、前立腺肥大症など前立腺疾患の予防・治療目的にのみ承認されています。

テストステロンと5αリダクターゼが結びつくことによって生成されるDHTは、前立腺に働きかけることによって、前立腺を肥大させたりガン細胞を作り出したりしますが、アボルブを服用することでDHTが減少し、各種症状の発生を抑制します。
デュタステリドは本来アボルブのような前立腺肥大症の治療薬の薬効成分として開発され、承認を受けた成分です。
したがって、デュタステリドの本来の使用目的はAGA治療薬としてではなく、前立腺肥大症の治療薬という経緯があります。

デュタステリドのジェネリック

有効成分としてデュタステリドを含有する医薬品の中には、「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」と呼ばれるものがあります。
先発薬のザガーロやアボルブの後を追って(後発で)製造される医薬品のことです。
先発薬の開発には莫大な時間・費用的なコストがかかっていますが、一方でジェネリックはすでにあるデュタステリドを使うので、それほどのコストがかかりません。その分だけ、価格が安くなっているという特徴があります。
あまりお金をかけずにAGA治療を進めたいという場合、オススメといえるでしょう。

デュタストロン

デュタストロンはインドの製薬会社、スマートメディサイエンス社が製造するザガーロ・ジェネリックです。
スマートメディサイエンス社は日本人スタッフが製品の監修を行っており、日本人向けのジェネリックを多く製造しています。
デュタストロンも日本人向けに作られているザガーロ・ジェネリックで、パッケージや取扱説明書の表記が日本語になっているなど、見た目上の特徴が多くあります。
PTPシート1枚に錠剤が10個セットされており、1日1回、デュタステリド0.5mg(1錠)を水もしくはぬるま湯を用いて服用します。

デュタストロンの詳細はこちら

デュタボルブ

デュタボルブはロイドラボラトリーズ社が製造するザガーロ・ジェネリックです。
先発医薬品であるザガーロと比べて価格が非常に安く、通販サイトによっては先発医薬品であるザガーロの5分の1から4分の1程度の価格で購入が可能となっています。
したがって、少ない負担でAGA治療を始めることが可能です。
用法用量はザガーロと同一であり、水もしくはぬるま湯を用いて1日1回デュタステリド0.5mg(1錠)を服用します。

デュタボルブの詳細はこちら

デュタス

デュタスはインドの製薬会社ドクターレディーズが製造するザガーロ・ジェネリックです。
1錠につきデュタステリド0.5mgを含有する錠剤が、30錠単位でシートにおさめられています。
カプセルは小さく深い茶色というのが見た目の特徴ですが、効果はザガーロやその他のジェネリック医薬品と変わりません。
水やぬるま湯で1日1回1錠ずつ服用します。

デュタスの詳細はこちら

爆毛根

爆毛根は、DSヘルスケアという製薬会社が製造・販売する製品で、ここで紹介してきた先発薬、ジェネリック医薬品がすべて錠剤であったのに対し、ローションタイプの塗り薬であるという特徴があります。
また、厳密にいえばこの薬はザガーロのジェネリック医薬品ではありません。
デュタステリドを含有していますが、メインとなっているのはミノキシジルです。

ミノキシジルは頭皮の血行を促進させて栄養が減少して髪の毛の成長サイクルが落ち込んでいる頭皮を元気にする効果を持つ成分であり、増毛効果を発揮します。
デュタステリドによってAGAの進行を止め、そのうえでいち早く髪の成長サイクルを取り戻してフサフサの髪の毛をすみやかに実現する、そんな働きを持っています。

爆毛根の詳細はこちら

デュタステリドの作用機序

そもそも抜け毛=AGAが進行するのは、男性の体内に多く存在する男性ホルモンが加齢をはじめとするさまざまな原因で変化してしまうためといえます。
具体的には、加齢などにより5αリダクターゼという還元酵素が増え、その働きが活発になることでAGAが始まり、進行していきます。
5αリダクターゼは、男性ホルモンのテストステロンに結び付くという性質を持っています。
その結果、テストステロンはジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる物質に変化します。
DHTは、男性の頭皮に働きかけて毛母細胞にダメージを与え、髪の成長サイクルを乱します。

髪の毛は新しく生えると成長期・退行期を経て長く伸びて抜けていきますが、DHTによってサイクルが乱されると成長期が極端に短くなってしまいます。

結果的に、頭皮環境が悪化して脱毛症が進んでしまうわけです。
ここで働くのが、5αリダクターゼを阻害する「5α還元酵素阻害薬」です。
5α還元酵素=5αリダクターゼが男性ホルモンのテストステロンをDHTに変化させるのを阻害し、AGAをストップさせます。

ちなみに、冒頭では「加齢により」と書いていますが、5αリダクターゼの働きでDHTが生成されるタイミングは人によってまちまちです。
生活習慣が原因でDHTの生成が早まってしまう場合もあるので、「若いから自分は無関係」ということはできません。

Wikipedia - デュタステリド

デュタステリドの併用禁忌薬

2018年現在、デュタステリドには禁忌となっている医薬品がありません。
したがって、デュタステリドを含む医薬品を使用する際には併用禁忌薬について不安視することなく、安全に服用が可能となっています。

とはいえ、未来永劫、永久に併用禁忌薬が存在しないとは限りません。

さらなる研究の結果見つかる可能性があり、また将来、新しく開発された医薬品とデュタステリドの飲み合わせが悪く、併用禁忌薬に指定される可能性もゼロではありません。
特にこれからザガーロやそのジェネリック医薬品を使ってデュタステリドによるAGA治療を進める場合には、その時点で併用禁忌薬がないかどうか調べることが必要といえるでしょう。
また、何かの薬を飲みつつデュタステリドを服用したとき、体調を崩したという場合も要注意です。
気になる場合は医師に相談しましょう。

Wikipedia - デュタステリド

KEGG - ザガーロ

デュタステリドの併用注意薬

デュタステリドを服用する際、併用に注意をすべき医薬品として「CYP3A4阻害薬」という医薬品があります。
肝臓内に存在する代謝酵素CYP3A4の活動を阻害する医薬品です。
CYP3A4は、体内に吸収された異物や毒素、薬物を代謝する際に活動しています。

デュタステリドもまた、役割を終えたあとにはCYP3A4によって分解され体外へ排出されます。
しかしこの酵素の活動が阻害されてしまうと、体内にデュタステリドの成分がいつまでも残留したままになってしまい、腎機能の異常を引き起こしてしまう可能性があります。
したがって、デュタステリドを服用する際にはCYP3A4阻害薬との併用に注意を払う必要があります。
一般的に使用されるCYP3A4阻害薬、もしくはCYP3A4の活動を阻害する成分を含む医薬品には、以下のようなものが挙げられます。

  • ノービア(抗HIV薬)
  • クラリス
  • ジフルカン

また、ベルガモチンと呼ばれる成分にも注意する必要があります。
これはグレープフルーツに含まれる成分です。
日常の食事の中で摂取する可能性が高い成分であり、CYP3A4の働きを阻害する性質があります。
医薬品だけでなく食事にも注意する必要があるといえるでしょう。

Wikipedia - デュタステリド

KEGG - ザガーロ

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