グリネート(スターシス)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
グリネートは2型糖尿病治療薬スターシスのジェネリック医薬品です。インスリンの分泌を促して血糖値を減少させる作用があり、血糖値の上昇を抑えることで糖尿病の改善と予防に効果があります。
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- 有効成分
- ナテグリニド
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- メーカー
- グレンマーク
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- 適応症
グリネート(スターシス) 60mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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200錠 | 6,300円 |
1錠あたり 31円 |
189pt獲得 | 売り切れ |
グリネート(スターシス) 120mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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200錠 | 8,130円 |
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商品詳細
グリネート(スターシス)とは、2型の糖尿病治療薬になります。グリニド系(速効性インスリン分泌促進薬)に分類されます。
膵臓にはたらきかけることで、インスリンの分泌を増やし血糖値を下げてくれます。
特に、食後の血糖値の上昇を抑えるのに効果的とされています。
ただし、インスリンの変わりになる薬ではないので、1型糖尿病に対しては無効なことに注意が必要です。
グリネート(スターシス)の特徴
グリネート(スターシス)の特徴は、次のようになります。
■速攻短時間型の薬
グリネート(スターシス)は、食直前にすぐに服用することで食後のインスリンの分泌を自然なパターンに近づけることが可能です。
なので、食後過血糖があり、空腹時の血糖値が高くない、軽い糖尿病の方に向いているとされます。
また、作用する時間が短いことから低血糖を起こしにくいとも言われています。
ただし、食事をするだいぶ前や食後しばらく経ってから服用すると低血糖のリスクが高まるので、「食直前の服用」を心がける必要があります。
グリネート(スターシス)の効果・効能
唯一血糖値をさげることができるホルモンに"インスリン"があります。
血糖値が高くなってしまう糖尿病の患者さんは、インスリンのはたらきを強める必要があります。
そこで用いるのが、グリネート(スターシス)です。
インスリンは、膵臓より分泌が行われます。
グリネート(スターシス)は、膵臓にある「SU受容体」に結びつくことでインスリンの分泌を促します。
グリネート(スターシス)作用 → 膵臓(SU受容体) → インスリン分泌促進
しかし長時間にわたってインスリンが分泌され続けると、膵臓が疲れてしまう恐れ(糖毒性)があります。
糖毒性は血糖値が高くなればなるほど、そのリスクが高まります。
そこで特に血糖値が高くなってしまう"食後"に合わせて服用することで、糖毒性のリスクを抑えることができます。
しかもグリネート(スターシス)は作用する時間が短いので、膵臓に負担をかけずに済むようになります。
服用方法・使用方法
グリネート(スターシス)の服用方法は、次のようになります。1回90mgを1日3回毎食前に服用
なお、効果が不十分な場合、1回量を120mgまで増量することが可能です。
グリネート(スターシス)の注意点
■食前の服用を心がける
グリネート(スターシス)は、食後の服用では十分な効果が発揮されません。
効果的に食後の血糖値の上昇を抑えるためには、毎食前10分以内(食直前)とするようにしてください。
また、食前30分前に服用すると低血糖のリスクの可能性があるので注意してください。
■SU薬との併用は控える
グリネート(スターシス)の作用は、SU薬と同じです。
臨床では、SU薬と併用することで相加・相乗の効果や安全性は確認されていません。
なので、併用は控えるようにしてください。
■低血糖のリスク
服用後に低血糖のリスクがあります。
自動車の運転や危険を伴う作業などをする場合、注意が必要です。
■2~3ヶ月服用しても効果が不十分な場合
グリネート(スターシス)の服用をはじめてから2~3ヶ月経過しても食後の血糖値に十分な効果が見られない場合、医師と相談し他の治療へと変更するようにしてください。
■服用継続の可否
- 服用の必要がなくなる
- 減量する必要がある
- 不養生
- 感染症
こういった場合には、薬の効果がなくなったり、不十分となることがあります。
常に服用を継続するかの可否は、医師の判断に従うようにしてください。
■肝機能障害が悪化した場合
肝機能障害に悪化が見られる場合、グリネート(スターシス)の服用は中止するようにしてください。
副作用
グリネート(スターシス)の副作用は、次の通りになります。代謝 | 頻度0.1~5%未満 | 乳酸の上昇、ピルビン酸の上昇、尿酸の上昇、血清カリウムの上昇 |
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消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 吐き気、放屁の増加、腹部の膨満感、胃もたれ、腹痛、便秘、下痢 |
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頻度0.1%未満 | 嘔吐、軟便 | |
頻度不明 | 舌炎、口内炎、ノドの渇き |
過敏症 | 頻度0.1~5%未満 | 発疹、そう痒感 |
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頻度0.1%未満 | 蕁麻疹、多形紅斑 |
肝臓 | 頻度0.1~5%未満 | 肝機能の異常(AST(GOT)、LDH、γ-GTP、ALT(GPT)の上昇) |
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腎臓 | 頻度0.1~5% | 腎機能障害 |
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血液 | 頻度0.1~5% | 貧血、白血球の減少、血小板の減少 |
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その他 | 頻度0.1~5%未満 | 頭痛、動悸、めまい、倦怠感、体重の増加、むくみ(顔、下肢など) |
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頻度0.1%未満 | 胸の圧迫感、味覚の異常、眠気、頻尿、ほてり、熱感 | |
頻度不明 | ED(勃起不全)、筋痙攣、かすみ目 |
重い副作用症状
低血糖 | 力が抜けた感じ、ふるえ、寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感、頭痛、不安感、吐き気、目のちらつき、イライラ、眠気、ぼんやりとするなど |
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肝機能障害、黄疸 | からだがだるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、白目や皮膚が黄色くなる、尿の色が茶褐色 |
心筋梗塞 | めまい、冷や汗、顔面蒼白、胸の違和感、締め付けられたような胸の痛み |
突然死 | 海外において、原因不明の突然死の報告がされています。 |
注意点
グリネート(スターシス)との併用禁忌薬は、特にありません。グリネート(スターシス)を服用できない方
■重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の患者さん
■透析が必要な重い腎機能障害がある患者さん
■重症感染症、手術前後、重い外傷がある患者さん
■グリネート(スターシス)の成分に対し過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■妊娠または妊娠している可能性がある女性
グリネート(スターシス)との併用に注意が必要な薬
■血糖降下作用を強める可能性がある薬
併用により低血糖症状が現れる可能性があります。
- インスリン製剤
- ビグアナイド系の薬(メトグルコなど)
- α-グルコシダーゼ阻害剤(グルコバイ、ベイスンなど)
- チアゾリジン系の薬(アクトス)
- DPP-4阻害剤(ジャヌビアなど)
- GLP-1受容体作動薬(ビクトーザ)
- SGLT2阻害剤(スーグラなど)
- アルドース還元酵素阻害剤(キネダック)
- ピラゾロン系の消炎剤(スルピリン水和物など)
- サリチル酸製剤(アスピリンなど)
- フィブラート系の薬(クロフィブラート、ベザトールなど)
- フロリード、ジフルカン、プロジフ
- ベネシッド
- クマリン系の薬(ワーファリン)
- サルファ剤(スルファメトキサゾールなど)
- クロロマイセチン
- β遮断薬(インデラルなど)
- MAO阻害剤
- タンパク同化ホルモン剤
- テトラサイクリン系の抗生物質(テトラサイクリン塩酸塩、ミノマイシンなど)
グリネート(スターシス)の血糖降下作用を弱め、血糖値の上昇しコントロール不良になることがあります。