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リノラル(プロセキソール)

  • 医薬品
  • 内服薬

リノラルは卵胞ホルモンを補い、更年期障害や月経不順といった女性特有の病気を緩和する治療薬です。また、末期乳がんや前立腺がんの治療にも用いられ、性同一性障害の方が女性化するために服用することもあります。
  • 有効成分
    エチニルエストラジオール
  • メーカー
    オルガノン
  • 適応症
リノラル(プロセキソール) 0.05mg
内容量 販売価格 1錠単価 ポイント 購入する
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商品詳細

リノラル(プロセキソール)とは、女性ホルモンである「卵胞ホルモン」を補う代表的な卵胞ホルモン薬になります。リノラル(プロセキソール)には、こういった女性ホルモンが関係する女性特有の病気に効果があります。
また、末期乳癌の治療や、男性ホルモンの影響による前立腺がんの肥大を抑える目的に処方されることや、ニューハーフやGID(性同一性障害)の方が身体を女性化させるために服用することもあります。

リノラル(プロセキソール)の効果・効能女性にとって、女性ホルモンのはたらきはとても重要です。
更年期障害などは、からだの中で女性ホルモンが急激に少なくなることによって起こります。
他にも月経不順など、女性特有の病気のほとんどに女性ホルモンのはたらきが関係しています。

こうした女性ホルモン不足補ってくれるのが、エストロゲンの中で最も強い整理化成を持つホルモンで、エストラジオールの前駆体であるエチニルエストラジオールを成分としたリノラル(プロセキソール)になります。

子宮や卵巣、膣、乳腺、性中枢などにあるエストロゲンレセプター(受容体)に作用することで、不足した女性ホルモンを補い、更年期障害などの症状を改善します。

服用方法・使用方法

リノラル(プロセキソール)の服用方法は、次のようになります。

1回1~2錠を1日3回の服用

ただし、年齢や症状によって用量は適宜増減します。

リノラル(プロセキソール)の注意点■服用前に検査を受ける
リノラル(プロセキソール)服用の前に、病院で病歴や家族素因などの問診を受けるようにして下さい。
また、乳房の検査や子宮内膜の検査なども行い、服用期間中は定期的に検査を受けるようにして下さい。

副作用

リノラル(プロセキソール)の副作用は、次の通りになります。
過敏症頻度不明発疹
肝臓頻度不明黄疸、肝機能異常
循環器頻度不明血圧の上昇
精神神経頻度不明精神障害の再発
電解質代謝頻度不明大量に継続服用した場合、高カルシウム血症、ナトリウムや体液の貯留
子宮頻度不明不正出血、経血量の変化、下腹部痛
乳房頻度不明乳房緊満感、乳房痛
消化器頻度不明悪心、嘔吐、下痢、食欲不振、胃痛、腹痛
その他頻度不明頭痛、めまい、倦怠感、陰萎

※赤文字の症状が現れた場合、リノラル(プロセキソール)の服用を中止するようにして下さい。

重い副作用症状
血栓症下肢の疼痛(とうつう)・むくみ(浮腫)、突然の呼吸困難、息切れ、胸の痛み、中枢神経症状(めまいや意識障害、四肢麻痺など)、急性視力障害
心不全、狭心症胸の痛み・違和感・圧迫感、冷汗、締め付けられるような胸への痛み、息苦しい、むくみ、体重の増加

注意点

リノラル(プロセキソール)の併用禁忌薬は、次のようになります。

併用禁止■ヴィキラックス
リノラル(プロセキソール)の成分エチニルエストラジオールを含んだ避妊薬を併用した際に、ALT(GPT)上昇(肝機能障害)が高い頻度で認められています
ヴィキラックスの服用終了から2週間が経過すればリノラル(プロセキソール)の服用が可能となります。

リノラル(プロセキソール)を服用できない方■エストロゲン依存性悪性腫瘍の患者さんまたはその疑いがある方
■治療していない子宮内膜増殖症の患者さん
■血栓性静脈炎、肺塞栓症またはその既往歴がある方
■ヴィキラックスを服用中の方

リノラル(プロセキソール)との併用に注意が必要な薬■薬の作用を強める恐れがある薬
リノラル(プロセキソール)との併用によって、以下の薬の作用が強まる恐れがあります。
  • 副腎皮質ホルモン … プレドニン(※リンク先はジェネリック)など
  • 三環系抗うつ剤 … トフラニールなど
  • エフピー
  • サンディミュン
  • テオドール
  • オメプラール
■リノラル(プロセキソール)の作用を弱め、不正出血のリスクを高める薬
以下の薬がリノラル(プロセキソール)の代謝を促進してしまい、作用が弱まる恐れがあります。
また同時に、不正出血のリスクを高める恐れがあります。
  • リファジン
  • バルビツール酸系製剤 … フェノバールなど
  • ヒダントイン系製剤 … フェニトインナトリウムなど
  • テグレトール(※リンク先はジェネリック)
  • トラクリア
  • モディオダール
  • トピナ(※リンク先はジェネリック)
■テトラサイクリン系・ペニシリン系の抗生物質
リノラル(プロセキソール)の作用を弱めることや、不正出血のリスクが高まる恐れがあります。
■ラミシール
ラミシールと黄体ホルモンや卵胞ホルモンを配合した薬との併用によって、月経異常が現れたとの報告があります。
■Gn-RH誘導体
Gn-RH誘導体の作用を弱める恐れがあります。
  • スプレキュア
など
■糖尿病治療薬
糖尿病治療薬血糖降下作用が弱まる恐れがあります。
  • インスリン製剤
  • スルホニル尿素薬(SU薬)
  • スルフォンアミド系製剤
  • ビグアナイド系製剤
など
■薬の血中濃度が低下する薬
リノラル(プロセキソール)との併用によって、以下の薬の血中濃度が低下する恐れがあります。
■テラビック
リノラル(プロセキソール)の作用が弱まる恐れがあります。
■HIVプロテアーゼ阻害剤
リノラル(プロセキソール)の作用が弱まる恐れがあります。
  • ビラセプト
  • ノービア
  • プリジスタ
  • レクシヴァ(ノービア併用時)
  • カレトラ
  • ビラミューン
など
■HIVプロテアーゼ阻害剤
リノラル(プロセキソール)の血中濃度を上昇させる恐れがあります。
  • レイアタッツ
  • クリキシバン
■インテレンス
リノラル(プロセキソール)の血中濃度を上昇させる恐れがあります。
■ジフルカン
ジフルカン(※リンク先はジェネリック)との併用によって、リノラル(プロセキソール)の血中濃度が上昇する恐れがあります。
■ブイフェンド
リノラル(プロセキソール)とブイフェンド、両方の血中濃度が上昇する恐れがあります。
■カロナール
リノラル(プロセキソール)の血中濃度が上昇する恐れがあります。
また、カロナールの血中濃度は低下する恐れがあります。
■セイヨウオトギリソウを含んだ食品
リノラル(プロセキソール)の効果を弱め不正出血のリスクを高める恐れがあります。

リノラル(プロセキソール)のレビュー・口コミ

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