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ファムビルについて詳しく見る
商品詳細
ファムビルとは、性器や口唇にできるヘルペス(単純疱疹)や帯状疱疹などの治療に用いられるヘルペス治療薬になります。ヘルペスや帯状疱疹はウィルスが原因になり、ファムビルはウィルスが増殖してしまうのを防ぎぐ効果があります。
ウィルスが少ない段階(発症初期)で服用することで、悪化をおさえ治癒の速度を早めることができます。
ただし、現代医学ではウィルスを完全にからだの中から取り除くことはできないので、再発予防を心がけた生活習慣の見直しも治療の一環となります。
ファムビルの効果・効能ファムビルは、ヘルペスや帯状疱疹の原因となるウィルスを殺菌する効果はないものの、ウィルスの増殖を抑えることができます。
成分であるファムシクロビルは、からだの中でペンシクロビルへと変化します。
ファムシクロビル → ペンシクロビル → ペンシクロビル3リン酸
ペンシクロビルがウィルス内に入り込むとリン酸化され、ペンシクロビル3リン酸になります。
このペンシクロビル3リン酸が、ウィルスの増殖に必要なDNA(遺伝子情報)をコピーするのを邪魔することによってウィルスの増殖を抑えることができます。
帯状疱疹は一度治療してしまえば、二度と発症することはありません。
しかし口唇ヘルペスや性器ヘルペスは再発を繰り返しやすいことから、ファムビルなどのヘルペス薬を常備しておけば再発しても軽症で治めることができるはずです。
服用方法・使用方法
ファムビルは、症状によって服用方法が異なります。■ヘルペス(帯状疱疹)
1回250mgとして、1日3回の服用
■帯状疱疹
1回500mgとして、1日3回の服用
ファムビルの注意点■早めの服用を心がける
ファムビルは症状が現れた時期に近ければ近いほど高い効果を期待できます。
目安として、帯状疱疹であれば皮疹が現れてから5日以内の服用が望ましいとされています。
■効き目の確認をすること
ヘルペス(単純疱疹)は5日間、帯状疱疹は7日間、服用を行うようにして下さい。
もし症状の改善の兆しが見られない、あるいは悪化する場合、他のヘルペス治療薬への切り替えを検討して下さい。
■免疫機能が低下している患者さん
HIV感染や臓器移植、造血幹細胞移植など免疫機能が低下している患者さんに対しての有効性や安全性は確立されていませんのでファムビルの服用は控えるようにして下さい。
■危険を伴う作業には注意
ファムビルの副作用症状として意識障害などが現れることがあります。
自動車の運転や危険をともなう機械での作業は十分注意して従事する、あるいは控えるようにして下さい。
副作用
ファムビルの副作用は、次のようになります。精神神経 | 頻度0.1~5%未満 | 頭痛、傾眠、めまい |
---|---|---|
頻度0.1%未満 | 鎮静、失見当識、意識障害 |
腎臓 | 頻度0.1~5%未満 | 尿中蛋白陽性、BUNの増加、尿中血陽性 |
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頻度0.1%未満 | 尿失禁、血中クレアチニンの増加、尿円柱、尿中白血球、尿中赤血球 |
血液 | 頻度0.1~5%未満 | 白血球数の増加・減少、赤血球数の減少、ヘモグロビンの減少、ヘマトクリットの減少、好酸球の増加、血小板数の増加 |
---|---|---|
頻度0.1%未満 | 血小板減少症、好中球の減少・増加、単球の増加、リンパ球の増加・減少、ヘマトクリットの増加 |
肝臓 | 頻度0.1~5%未満 | 肝機能検査値の異常(ALT(GPT)・AST(GOT)・LDH・尿中ウロビリノーゲン・γ-GTP・ALPなどの増加) |
---|---|---|
頻度0.1%未満 | 黄疸 |
消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 下痢、悪心、腹部の不快感、腹痛、口の渇き、嘔吐、口唇の乾燥 |
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頻度0.1%未満 | 胃炎、白色便、便秘、口内炎、食欲の減退 |
過敏症 | 頻度0.1~5%未満 | 発疹 |
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頻度0.1%未満 | 蕁麻疹 | |
頻度不明 | そう痒症 |
皮膚 | 頻度不明 | 白血球玉砕性血管炎 |
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循環器 | 頻度0.1%未満 | 高血圧、動悸 |
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その他 | 頻度0.1~5%未満 | CK(CPK)の増加、血中カリウムの増加、倦怠感、発熱、尿糖陽性 |
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頻度0.1%未満 | むくみ(浮腫)、総蛋白の減少、咳嗽、異常感、筋力の低下、CK(CPK)の減少、口腔咽頭痛 | |
頻度不明 | 胸部の不快感 |
※赤文字の症状が現れた場合、ファムビルの服用を中止あるいは医師に相談するようにして下さい。
重い精神症状 | 錯乱、幻覚、意識消失、痙攣、せん妄、脳症など |
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重い皮膚の障害(中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑) | 発疹、発赤、水ぶくれ、膿(うみ)、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、ノドの痛み、目の充血、発熱、全身の倦怠感 |
急性腎不全 | 尿が少ない・出ない、むくみ、尿が濁る、血尿、だるい、吐き気、頭痛、ノドが渇く、痙攣、血圧の上昇 |
横紋筋融解症 | 筋肉痛、脱力感、CK(CPK)の上昇、血中および尿中のミオグロビンの上昇など |
ショック、アナフィラキシー | 気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手や足の冷え・しびれ、蕁麻疹、全身の発赤、顔やノドの腫れ、ゼーゼーと息苦しい、めまい、血圧の低下、目の前が暗くなり意識が薄れる |
注意点
ファムビルの併用禁忌薬は、特にありません。ファムビルを服用できない方■ファムビル成分ファムシクロビルに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
ファムビルとの併用に注意が必要な薬■ベネシッド
痛風治療薬のベネシッドとの併用により、ファムビルの血中濃度や半減期(薬が効いている時間)が延長する恐れがあります。