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フレティック(ラシックス)

  • 医薬品
  • ジェネリック
  • 内服薬

フレティックはラシックスのジェネリック医薬品で、利尿作用を示し、全身のむくみを取る効果があります。有効成分はフロセミドで効果の持続時間は4~6時間です。
フレティック(ラシックス) 40mg
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商品詳細

フレティック(ラシックス)とは、"ループ利尿剤"に分類される利尿剤です。
ラシックスのジェネリックでもあり、先発薬と同様に強い利尿作用を発揮してくれます。
からだの余分な水分を排泄するのでむくみの改善、PMS(月経前症候群)や生活習慣病の1つである高血圧症の治療など幅広い目的のために使われます。

フレティック(ラシックス)の特徴
フレティック(ラシックス)の特徴は、2つあります。

■利尿剤の中では特に強い効き目がある
■降圧作用は利尿剤の中では弱い

利尿剤の中ではフレティック(ラシックス)がもっとも強力な利尿作用があるとされています。
反対に、高血圧症治療で必要な降圧作用は極めて弱いとされています。
つまり、フレティック(ラシックス)はからだに溜まった余分な水分を排泄するのに特化した利尿剤と言えます。

フレティック(ラシックス)の効果・効能
からだの中で「」と「ナトリウム」はいっしょに移動します。
腎臓でつくられた"原尿"は、おしっこを一時的に溜めておく膀胱へと到達するまでにそのほとんどが血液中へと再吸収されますが、この時にナトリウムもいっしょに再吸収されます。
ナトリウムが再吸収されるということは、水もいっしょに血液中へと吸収されていきます。
腎臓から膀胱までをつなげる管には、「近位尿細管→ヘレンループ→遠位尿細管→集合管」の4つの管がありますが、この中でもヘレンループには、ナトリウムを血液の中へと送り込む輸送体が存在します。

フレティック(ラシックス)の成分フロセミドは、ナトリウムを血液中へと送り込むはたらきがある輸送体を阻害する作用があります。
ナトリウムが血液へと送り込まれるのを防ぐことで、同時に水分が血液へと送り込まれることもなくなります。
その結果、尿量が増加し血液量が少なくなるので降圧作用や、尿として水分が排泄されるのでむくみ(浮腫)の解消にもつながる効果が得られます。

服用方法・使用方法

フレティック(ラシックス)の服用方法は、次のようになります。

1日1回40~80mgを、連日または隔日での服用

なお年齢・症状により適宜増減し、また腎機能不全などの場合にはさらに大量に服用することもあります。
ただし悪性高血圧に用いる場合は通常、他の降圧剤と併用してください。

フレティック(ラシックス)の注意点
■強力な利尿作用には注意
フレティック(ラシックス)の利尿作用は急激に現れることがあります。
電解質失調や脱水には十分に注意し、少量から服用を開始して徐々に増量してください。
■定期的な検査
フレティック(ラシックス)を毎日服用する場合、電解質失調が現れることがあります。
定期的に検査をおこなってください。
■危険を伴う作業は注意
フレティック(ラシックス)の降圧作用により目まい、ふらつきが現れることがあります。
高所での作業、あるいは自動車の運転など危険をともなう機械の操作などをおこなう際には注意してください。
■服用のタイミング
就寝前にフレティック(ラシックス)を服用してしまうと、夜中に尿意で何度も起きてしまうことがあります。
そのため午前や昼間に服用することが望ましいです。

副作用

フレティック(ラシックス)による副作用症状は、次のとおりです。
血液頻度不明貧血、白血球減少、好酸球増加、溶血性貧血
代謝異常頻度不明低ナトリウム血症、低カリウム血症、低カルシウム血症、代謝性アルカローシス、高尿酸血症、高血糖症、高トリグリセリド血症、脂質異常症、偽性バーター症候群
皮膚頻度不明発疹、蕁麻疹(じんましん)、発赤、光線過敏症、そう痒症、水疱性皮膚炎、紫斑、苔癬様皮疹
消化器頻度不明食欲不振、下痢、悪心・嘔吐、口の渇き、膵炎(血清アミラーゼ値上昇)
肝臓頻度不明黄疸、肝機能異常、胆汁うっ滞
腎臓頻度不明BUN上昇、クレアチニン上昇
精神神経頻度不明めまい、頭痛、知覚異常、聴覚障害
その他頻度不明脱力感、倦怠感、起立性低血圧、筋痙攣、味覚異常、血管炎、発熱

※赤文字の症状が現れた場合、フレティック(ラシックス)の服用を中止するようにしてください。

重い副作用症状
ショック、アナフィラキシー気持ちが悪くなる、冷汗、顔面蒼白、手や足の冷え・しびれ、蕁麻疹(じんましん)、全身の発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる
再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、血小板減少、赤芽球癆発熱、ノドへの痛み、口内炎、からだがだるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向
水疱性類天疱瘡全身のかゆみ、紅斑
難聴耳鳴り、聞こえにくい
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症発疹、発赤、水ぶくれ、膿(うみ)、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身の倦怠感
心室性不整脈動悸、脈が乱れる
間質性腎炎尿が少ないあるいは出ない、尿の濁りや泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹
間質性肺炎から咳、息苦しさ、少し動いただけで息切れ、発熱

注意点

フレティック(ラシックス)の併用禁忌薬は、特にありません。

フレティック(ラシックス)を服用できない方
■無尿の患者さん
■肝性昏睡の患者さん
■体液中のナトリウムやカリウムが明らかに減少している患者さん
■スルフォンアミド誘導体に対し過敏症(アレルギー)の既往歴がある患者さん

フレティック(ラシックス)との併用に注意が必要な薬
■昇圧アミン
併用により昇圧アミンの作用が弱まる恐れがあります。
手術前の患者さんが服用する場合には、フレティック(ラシックス)を一時的に休薬するなどの処置をおこなってください。
  • アドレナリン
  • ノルアドレナリン
■ツボクラリンやそれに類似する物質
併用により麻痺作用が強まる恐れがあります。
手術前の患者さんが服用する場合には、フレティック(ラシックス)を一時的に休薬するなどの処置をおこなってください。
■他の降圧剤
併用により降圧作用が強まる恐れがあります。
降圧剤の用量を調節するなど注意してください。
  • β遮断薬
など
■ACE阻害剤・A-Ⅱ受容体拮抗剤
フレティック(ラシックス)の服用中にACE阻害剤またはA-Ⅱ受容体拮抗剤を初めて服用した、もしくは増量した際に高度の血圧低下や、腎不全を含む腎機能の悪化を起こすことがあります。
これらの薬を初めて服用する場合や増量をおこなう場合には、フレティック(ラシックス)の一時的な休薬あるいは減量などを考慮してください。
■アミノグリコシド系抗生物質
併用により第8脳神経障害(聴覚障害)が強まる恐れがあります。
  • ゲンタシン
  • アミカシン
■シスプラチン
併用により聴覚障害が強まる恐れがあります。
■抗生物質
併用により腎毒性を強めてしまう恐れがあります。
  • アミノグリコシド系抗生物質(ゲンタシン、アミカシン)
  • セファロスポリン系抗生物質(セファロチンナトリウム)
■ジギタリス剤
併用することで、ジギタリス剤による心臓への作用を強めてしまう恐れがあります。
血清カリウム値および血中ジギタリス濃度に注意してください。
  • ジギトキシン
  • ジゴシン
■カリウムを排泄する薬
併用により過剰にカリウムが排泄されてしまい、低カリウム血症が現れる恐れがあります。
  • 糖質副腎皮質ホルモン剤(コートリル)
  • ACTH
  • グリチルリチン製剤(強力ネオミノファーゲンC)
  • 甘草含有製剤
■糖尿病治療薬
併用により糖尿病治療薬の作用を著しく弱める恐れがあります。
  • スルホニル尿素薬(SU薬)
  • インスリン
■SGLT2阻害剤
併用により利尿作用が強まる恐れがあるので血圧、脈拍数、尿量、血性ナトリウム濃度などを確かめ、脱水症状が現れないか注意してください。
また必要に応じてフレティック(ラシックス)の用量調節などをおこなってください。
■リチウム
併用によりリチウム毒性が強まる恐れがあるので、血中リチウム濃度などに注意してください。
  • リーマス
■サリチル酸誘導体
併用によりサリチル酸中毒が現れる恐れがあります。■非ステロイド性消炎鎮痛剤
併用により、フレティック(ラシックス)の利尿作用を弱める恐れがあります。など
■尿酸排泄促進剤
併用により尿酸排泄促進剤の作用を弱める恐れがあります。
  • ベネシッド
■テグレトール
フレティック(ラシックス)とテグレトールの併用により、症候性低ナトリウム血症が現れる恐れがあります。
■その他の強心剤
併用により、心室性期外収縮などの不整脈が現れるのを助長する恐れがあります。
  • アデール
■サンディミュン/ネオーラル
併用により痛風性関節炎を起こす恐れがあります。
■V2-受容体拮抗剤
併用により利尿作用が強まる恐れがあります。
血圧、脈拍数、尿量、血性ナトリウム濃度などを頻繁にチェックし、脱水症状が現れないか注意してください。
  • フィズリン

フレティック(ラシックス)のレビュー・口コミ

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