マイルーラVCF
- 医薬品
- つけるタイプ
マイルーラVCFは女性用のフィルムタイプの避妊具で、精子の活動を鈍らせ殺傷し、精子の侵入をも防ぎます。
女性の膣内に挿入するため、女性主体の避妊方法を取りたい方にオススメです。
女性の膣内に挿入するため、女性主体の避妊方法を取りたい方にオススメです。
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- 有効成分
- ノノキシノール-9
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- メーカー
- Apothecus
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- 適応症
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マイルーラVCFについて詳しく見る
商品詳細
マイルーラVCFとは、殺精子剤を含んだフィルムタイプの女性専用避妊具です。アメリカでは、殺精子剤の中で人気ナンバー1を誇ります。
避妊フィルムの有効成分は「ノノキシノール-9」というごく弱い非イオン界面活性剤です。
100%避妊できるわけではありませんが、正しく使用すると避妊率約80~90%以上というコンドームに近い避妊効果が得られます。
コンドームなどの他の避妊具と併用すると、避妊効果を高めることができます。
マイルーラVCFの特徴マイルーラVCFには3つの特徴があります。
■女性主導の避妊
■違和感のない性行為
■副作用が少ない
コンドームを付けたくないという男性と性行為をする時も、女性が主導として避妊ができるので安心感があります。
また、使用感がないので違和感なく性行為ができます。
副作用も少ないので、副作用でピルを飲めない女性にもオススメです。
マイルーラVCFの効果・効能避妊フィルムは、性行為の5~10分前に膣の奥にフィルムを挿入することで効果を発揮します。
有効成分「ノノキシノール-9」が、精子の運動性を失わせて殺傷(もしくは麻痺)させます。
そのことによって、精子が卵巣までたどり着けない状態になるので妊娠を防げるのです。
高い避妊率があるのは、精子の殺傷力が高いからです。
フィルムからジェル状になることで効果が発揮されるとともに、性欲を高める効果も期待できます。
避妊フィルムを挿入するときは、男性に挿入してもらうと雰囲気を壊さずに、きちんと奥まで入れることができますよ。
ただし、マイルーラVCFに性感染症を予防する効果はありません。
コンドームと併用することで性感染症を予防することができます。
服用方法・使用方法
マイルーラVCFの使用方法は、次のようになります。完全に乾いた手で2~4回小さく折りたたみ、膣内に挿入
挿入する時は、人差し指と中指の間の先端に挟んですばやく子宮頸部に挿入してください。
手が濡れている、あるいは長く持っていると、フィルムが指にくっついてしまう場合があります。
膣内でフィルムが溶けてゼリー状になることで効果を発揮させます。
そのため、溶かしてからペニスを挿入してください。
溶けるまでの時間には個人差がありますが、だいたい約10分程度です。
効果が持続する時間は2時間ほどといわれていますが、1時間くらいと考えたほうがより安全です。
マイルーラVCF■マイルーラVCFはきちんと奥まで挿入する
マイルーラVCFをきちんと奥まで挿入できていないと、避妊効果が薄れる可能性があります。
また、膣分泌液で流されてしまう可能性も高まります。
■3時間以上経過した場合は、新しいマイルーラVCFを使用
マイルーラVCF挿入後、3時間以上経過すると避妊効果が薄れる可能性があるので新しいフィルムを使用してください。
また、性行為の度に新しいフィルムにしてください。
■マイルーラVCFを口に入れない
口に入ると苦味やしびれを感じます。
マイルーラVCFを装着したあとは、口で行為をするのはやめましょう。
■HIVなどの性感染症は防げない
性感染症を防ぐためには、コンドームとの併用が必要です。
さらに、マイルーラVCFによって粘膜が傷つき、感染しやすい状態になることもあります。
■妊娠・授乳中の使用はしないでください。
催奇形性など、胎児への影響を与える可能性があります。
近くに妊娠を考えている方、妊娠している、もしくは妊娠の可能性がある方、授乳中の方は使用しないでください。
これらのことに注意し、正しく使用した場合のマイルーラVCFの避妊率は約80~90%以上です。
しかし、100%の避妊率ではないのでピルやコンドームと併用するとさらに高い避妊効果が得られます。
副作用
マイルーラVCFの主な副作用は「皮膚トラブル」です。有効成分ノノキシノール-9は、ごく弱い非イオン界面活性剤です。
これは、合成洗剤(洗濯洗剤や台所洗剤など)と同じ成分になっています。
低用量ピルなどと比べると副作用は少ないものの、肌へのリスクがあります。
- 膣内の炎症
- 膣内のかぶれ
- 粘膜の荒れ
- かゆみや痛み
肌が敏感である人や体調などにより皮膚トラブルが起こりやすくなります。
使用後に洗い流す必要はないとされていますが、シャワーで洗い流すことによって副作用を抑えられることもあります。
また、マイルーラVCFは、おりものとともに排出されるといわれていました。
しかし、実際は排出されずにからだに吸収され、分解されにくいので残留しやすいです。
ノノキシノール-9の量に応じて、胎児に影響を与えたり、発がん性が高くなるので長期的な使用は避け、ピルやコンドームなどの他の避妊具に頼るようにしてください。