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ビマトプロストとは

ビマトプロスト(Bimatoprost) とは

長くツヤのあるまつ毛は美しさの象徴です。
というわけで、「マスカラ」や「まつ毛エクステ」など、美しいまつ毛をつくるアイテムがいくつもあります。
しかし、それらの多くはまつ毛自体を長くする手段ではありません。
たとえばマスカラは、まつ毛に塗ることでその色を濃く、長く見せることができる化粧品です。
便利なアイテムではありますが、毎日塗らなければならなかったり、ナチュラルな仕上がりにならなかったりという点がネックといえます。

実は今、それらの化粧品とは一線を画する「医薬品」が存在します。
それはビマトプロストと呼ばれるものです。
ビマトプロストは、アメリカ食品医薬品局(FDA)によってまつ毛育毛効果を承認された、まつ毛育毛成分なのです。

もちろん日本国内でも正式に承認されており、育毛効果の高さも安全性も折り紙付きといえます。
日々の面倒な化粧の時間を節約できるほか、化粧によってまつ毛が傷んでしまう心配もありません。
ここでは、そんなビマトプロストについてより詳しくご紹介します。

ビマトプロストの効果

ビマトプロストはもともと緑内障を治療するための点眼薬に含まれていた有効成分で、眼房水を排出して眼圧を下げる効果があります。
ところが、その点眼薬を使用している緑内障患者の多くが副作用としてまつ毛が伸びたとの報告が数多くありました。
点眼薬の販売元である会社が育毛効果について調査を開始しました。
これが、世界初の「まつ毛育毛剤」誕生のきっかけでした。

臨床実験を開始すると、ビマトプロストのまつ毛育毛効果の絶大さはすぐに明らかになりました。
まつ毛の長さが25%、濃さは18%、密度は106%もアップするという驚くべきデータが出たのです。
それ以降、ビマトプロストはアメリカ食品医薬品局(FDA)の承認を得て、まつ毛育毛効果がある成分として美容分野で使用される有効成分となったのでした。

ところで、「まつ毛の密度がアップする」という結果は注目に値します。
もとあったまつ毛だけではなく、現在はまつ毛が生えていない毛根にも作用し、新たなまつ毛を生やす効果が期待できる、ということを示しているからです。
「まつ毛の量が少なくて悩んでいる」そんな方にもおすすめの成分といえるでしょう。

Wikipedia - ビマトプロスト

ビマトプロストの副作用

ビマトプロストは、臨床実験によって確かなまつ毛育毛効果と安全性が保証された薬効成分です。
しかし、使用する方の体質や、間違った使用方法などによって副作用が現れる可能性もあります。
以下の副作用が現れた場合はただちに使用を止めて、医師または薬剤師に相談するようにしましょう。

・メラニンの増加によるまぶたの色素沈着
ただし、塗布を止めることで、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)によって元に戻るパターンがほとんどです。

・まぶたや目のかゆみ、または痛み
目のかゆみや痛みは「ビマトプロスト」を目の内部に塗布することで起こることが多いので、なるべく内部に入らないように塗布することで防げます。

・黒目の部分の色が濃くなる
・まぶたがくぼむ
これら2つの症状は、日本人を対象とした臨床実験ではまだ報告例がありません。

Wikipedia - ビマトプロスト

ビマトプロストを含む医薬品

『ビマトプロスト』はもともと緑内障の治療に使われる点眼薬の有効成分でしたが、まつ毛の育毛効果が実証されてからは緑内障治療用の医薬品と、まつ毛育毛用の医薬品とで別々の製品が製造されるようになっています。

それぞれ厚生労働省からの承認を受けて正式に販売されているものの、使用用途によって保険が適用されるもの、されないものがあります。
ただし、いずれも『ビマトプロスト』の配合量は0.03%となっています。

ルミガン

ルミガン」はビマトプロストのまつ毛育毛効果を発見するきっかけとなった、緑内障または高眼圧症治療用の点眼薬です。
眼房水を排出して眼圧を下げる効果があるため、現在も変わらず緑内障治療および高眼圧症治療に使用されており、開発元のアラガン社があるアメリカ合衆国をはじめ、さまざまな国で処方されています。

また、ルミガンをまつ毛育毛美容液として使用している方も少なくありません。
その場合、まつ毛の根もとに綿棒などで塗布する使用方法が主流です。
健康な状態で目の内部に点眼してしまうと副作用が出る可能性が高くなるので注意が必要です。

注意したいところは、ルミガンはあくまでも緑内障または高眼圧症の治療用に処方される医薬品であるということ。
医療目的で使用する場合のみ、保険が適用されて安価に購入することができます。
美容目的である場合は当然保険が適用されず、1本2.5~3mlが1万円程度であることも珍しくありません。

ルミガンの詳細はこちら

グラッシュビスタ

グラッシュビスタ」は「睫毛貧毛症」の治療薬として処方されている医薬品となります。
日本で唯一の厚生労働省認可を受けたまつ毛育毛専用医薬品です。
以前は「ラティース」という名前で販売されていたまつ毛美容液で、厚生労働省に承認を受けた際に名称を変更しています。

まつ毛の長さや太さ、濃さをアップさせてまつ毛を豊かにする効果が期待でき、マスカラやまつ毛エクステなどでダメージを受けたまつ毛のケアにも効果的です。

使用方法はまつ毛の生え際に塗布するというものです。
もちろん本来、有効成分のビマトプロストは点眼薬の有効成分なので目に入っても安全ではありますが、副作用を引き起こす可能性が高まるので健康な状態の目に滴下するのはおすすめできません。

また、厚生労働省から正式に医薬品としての承認を受けているものの、睫毛貧毛症と診断されて処方された場合でも保険適用はされないので注意する必要があります。

ビマトプロストのジェネリック医薬品

医薬品には、先発医薬品と後発のジェネリック医薬品が存在します。
先発医薬品と同じ有効成分を使用するジェネリック医薬品は、多額の開発費用がかかる先発医薬品よりも安価に購入することができます。
ビマトプロストを使用した「ルミガン」のジェネリック医薬品も数多く製造されています。
ここでは、その中からいくつかのジェネリック医薬品をご紹介します。
先発医薬品と同等の効果が得られる上に安全性も保証された医薬品なので、安価に手に入れたい方はぜひチェックしてみてください。

ケアプロスト

ケアプロスト」は「ルミガン」のジェネリック医薬品です。
ビマトプロストを0.03%配合した薬液タイプで、販売元はサンファーマ社となります。
日本では未承認であるため病院などでは処方されていませんが、通販で購入することが可能です。
通販サイトの中には、まつ毛育毛剤としての使用を考慮して、まつ毛への塗布用アプリケーターを付属しているところが少なくありません。
1回使い切りのアプリケーターなので、清潔に薬液を塗布することができて安心です。
通販での価格相場は1ボトル3mlで1,100円程度となっています。

ケアプロストの詳細はこちら

ビマトアイドロップ

ビマトアイドロップ」は「ルミガン」のジェネリック医薬品です。
通販で購入することが可能ですが、多くの場合、薬液塗布の際に使用するアプリケーターは付属していないようです。
薬液が目に入ると充血などの副作用が出やすくなるため、綿棒などを使用して塗布することをおすすめします。
筆を使用する場合は必ず塗布するごとによく洗って、清潔な状態にしておきましょう。
販売元はアジャンタファーマ社です。
数あるルミガンジェネリックの中でも最安値で購入できるところが多いようで、価格相場は1ボトル3mlで950円程度となっています。

ビマトアイドロップの詳細はこちら

モデラッシュ・モデルアイズ

モデルアイズ・モデラッシュ」は眼科領域に詳しいSamson Pharmaceutical Inc.が開発したまつ毛育毛剤で、通販で購入することができます。
有効成分ビマトプロストにより、確かな育毛・増毛効果があり、専用の滅菌アプリケーターを使用すれば衛生面も安心です。価格相場は1ボトル5mlで1,600円程度となっています。

ケアプロストプラス

ケアプロストプラス」はビマトプロストを主成分とする「ケアプロスト」に、マレイン酸チモロールを加えた緑内障・高眼圧症治療点眼薬です。
マレイン酸チモロールは眼圧を下げるはたらきがある成分で、特に高眼圧症の治療に効果的です。
まつ毛育毛効果も期待できます。
開発元は、「ケアプロスト」と同じくサンファーマ社です。
日本では未承認ですが通販で購入することが可能です。
通販の価格相場は1ボトル3mlで1,800円ほどとなっています。

ビマトプロストの作用機序

ビマトプロストは、まつ毛が伸びる期間を長くすることでまつ毛育毛を行います。

まつ毛に限らず人間の毛は「毛周期」と呼ばれるサイクルで発毛と脱毛を繰り返しており、毛周期は毛が生える「成長期」と、成長が止まる「退行期・休止期」、最後に「脱毛」という段階にわかれています。
ビマトプロストはこの毛周期の中でも毛が生える成長期の期間を長くすることで、発毛可能な毛包のはたらきを活性化させ、まつ毛を育毛・増毛させる効果があります。

毛周期を考慮すると、ビマトプロストによる効果が現れるまでは4ヶ月程度かかると言われていますが、臨床実験では12週間で被験者の80%がまつ毛の育毛・増毛効果を得られたという報告があります。
つまり3~4週間は根気よく使用していく必要があるということです。

Wikipedia - ビマトプロスト

ビマトプロストの併用禁忌薬

ビマトプロストの併用禁忌薬は、現在のところ報告されていません。
しかし、原則として過敏症の方や、母乳で育児を行っている女性は使用が禁止されているので注意しましょう。
妊娠している方や出産直後などのデリケートな状態で使用することもおすすめできません。
体調や体質には個人差があるので、不安がある場合は必ず医師または薬剤師に相談しましょう。

KEGG - ルミガン

ビマトプロストの併用注意薬

ビマトプロストの併用注意薬は、「プロスタグランジン系点眼薬」と「ラタノプロスト含有点眼薬」の2種類です。
いずれもビマトプロストと併用した場合に眼圧上昇の症状がみられたと報告されています。
また、「閉塞隅角緑内障」を患っている方、65歳以上の高齢の方は使用に注意しなければならないとされています。