ドルゾックス点眼液(トルソプト)
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ドルゾックス点眼液はトルソプトのジェネリック。緑内障治療に用いる目薬です。炭酸脱水酵素阻害薬と呼ばれる薬の一種ですが飲み薬と違い、目だけに作用するため副作用を抑えることができ、他の薬と併用も可能です。
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- 有効成分
- ドルゾラミド塩酸塩
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- メーカー
- シプラ
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- 適応症
ドルゾックス点眼液(トルソプト) 5ml
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
ドルゾックス点眼液(トルソプト)とは、緑内障治療に用いる目薬です。炭酸脱水酵素阻害薬と呼ばれる系統の薬になり、昔の緑内障治療薬には、この系統の飲み薬が用いられていました。
しかしさまざまな副作用がでやすいことから、1999年に副作用の心配がなく長い期間でも使用できる薬としてドルゾックス点眼液(トルソプト)が開発されました。
緑内障への治療効果ですが、標準薬(β遮断薬やプロスタグランジン関連の薬など)にくらべ、やや劣るとされます。
このため、標準薬が副作用で使えないなどの時に第2選択薬として用いられます。
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の特徴
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の特徴は、次のようになります。
■目だけに作用する
炭酸脱水酵素阻害薬は、飲み薬として服用しても緑内障の原因の1つとなる眼圧を低下させることができます。
しかし、知覚や胃腸への障害など全身の副作用が起こることがあります。
また、長く服用していると低カリウム血症や尿路結石などの副作用も起こることがあるので、使用は制限されていました。
そこで"目"だけに作用する目薬として開発されたのがドルゾックス点眼液(トルソプト)です。
目だけに作用することで副作用を抑えることができます。
また単独での使用はもちろん、他の薬と併用することもでき、長い期間の使用でも眼圧をコントロールすることができます。
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の効果・効能
モノを見るためには、目のはたらきが重要になります。
もっと言えば、目の中に存在する視神経が正常に機能する必要があります。
もし視神経が損傷すると、モノを見るのが難しくなってしまいます。
特に眼圧が高い状態となっている方は、視神経を圧迫してしまいます。
視神経を圧迫している状態を「高眼圧症」と呼び、視神経を損傷しやすく緑内障を発症しやすくなります。
しかし、眼圧が正常の範囲であっても緑内障を発症してしまうことがあります。
なので眼圧に関わらず、緑内障には注意が必要となります。
緑内障の治療には、眼圧を下げる方法が用いられます。
この時に関係してくるのが、"眼房水"です。
眼房水は、眼球を満たしている水のことです。
この眼房水の量を下げることができれば、眼圧を下げることができます。
ドルゾックス点眼液(トルソプト)は、眼房水がつくられるのを抑える作用がある薬です。
眼房水が新しくつくられなければ、眼圧が高くなるのを抑えることができます。
眼房水は、次のようにつくられます。
炭酸脱水酵素 + CO2(二酸化炭素) + H2O(二酸化炭素) = HCO3-(重炭素イオン)
HCO3-(重炭素イオン)が眼房水をつくってしまいます。
ドルゾックス点眼液(トルソプト)は、炭酸脱水酵素のはたらきを邪魔することができます。
これにより、HCO3-(重炭素イオン)がつくられるのを防ぎ、眼圧を低下させてくれます。
服用方法・使用方法
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の使用方法は、次のようになります。通常は、0.5%製剤を1回1滴、1日3回の使用
なお、十分な効果が得られない場合、1%製剤を用いて1回1滴、1日3回の使用となります。
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の注意点
■副作用には注意
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の使用後、スルホンアミド系の薬と同様の副作用症状が現れることがあります。
特に重い副作用である「過敏症」が現れた場合、使用は中止するようにしてください。
■急性閉塞隅角緑内障に使用する場合
急性閉塞隅角緑内障に対しドルゾックス点眼液(トルソプト)を使用する場合、薬による治療以外に手術療法などを医師と検討するようにしてください。
副作用
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の副作用は、次の通りになります。眼 | 頻度5%以上 | 目がしみる・流涙・疼痛・異物感・そう痒感といった眼刺激症状 |
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頻度0.1~5%未満 | 眼瞼炎(アレルギー性眼瞼炎を含む)、角膜炎・角膜びらんといった角膜障害、点眼直後の目のかすみ、羞明、結膜充血、結膜浮腫、眼瞼発赤、眼瞼浮腫、結膜炎(アレルギー性結膜炎を含む) | |
頻度0.1%未満 | 白色の結膜下沈着物 |
その他 | 頻度0.1~5%未満 | 頭痛、悪心 |
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頻度0.1%未満 | 苦味 | |
頻度不明 | 四肢のしびれ、浮動性めまい |
重い副作用症状
皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症 | 発疹、は席、水ぶくれ、膿(うみ)、皮がむける、皮膚に痛みや熱感、かゆみ、くちびるや口の中のただれ、ノドの痛み、眼の充血、発熱、全身の倦怠感 |
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注意点
ドルゾックス点眼液(トルソプト)の併用禁忌薬は、特にありません。ドルゾックス点眼液(トルソプト)を使用できない方
■ドルゾックス点眼液(トルソプト)成分ドルゾラミドに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■腎臓に重い障害がある方
ドルゾックス点眼液(トルソプト)との併用に注意が必要な薬
■炭酸脱水酵素阻害剤
炭酸脱水酵素阻害剤との併用により、作用が強まることがあります。
■アスピリン(大量)
大量のアスピリンとドルゾックス点眼液(トルソプト)を併用すると、お互いあるいはどちらか一方の副作用が強まる恐れがあります。