マクトリン(マクサルト)
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マクトリンは片頭痛に非常に有効なトリプタン系薬剤マクサルトのジェネリック医薬品です。有効成分のリザトリプタンが拡張した血管を収縮させて神経の圧迫を取り除くことで片頭痛発作を改善します。
マクトリン(マクサルト) 10mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
マクトリンの特徴マクトリンは先発薬のマクサルトのジェネリック医薬品でマクサルトと同様の効果が期待できる片頭痛治療薬の一つです。
インドのスマート社が開発・販売しています。
ジェネリックなのでマクサルトと同一成分ですが、マクサルトの剤形が白い角丸長方形なのに対し、マクトリンは白い丸型の錠剤となっています。
片頭痛に対して非常に有効なトリプタン系製剤の一種です。
マクトリンの効果・効能
片頭痛が起きる仕組みは、「三叉神経血管説」が有力視されています。
何らかの原因で三叉神経から血管を拡張する物質が放出され、血管が拡張することで周囲の神経を圧迫し炎症を起こしてさらに血管が広がって神経を刺激する連鎖反応が痛みとして脳に伝達されることで片頭痛が発生するという仕組みです。
マクトリンは、広がってしまった脳血管を収縮させることで周囲の神経への圧迫を取り除き、片頭痛の発作を治療します。
従って鎮痛剤のように「痛みに対して鈍くさせて感じにくくさせる」とは全く違う治療法になります。
有効成分
マクトリンの有効成分はリザトリプタンで、トリプタン系製剤です。
トリプタン系製剤は他にはスマトリプタン(商品名:イミグランなど)、ゾルミトリプタン(商品名:ゾーミッグなど)、エレトリプタン(商品名:レルパックスなど)、ナラトリプタン(商品名:アマージ)が存在します。
どれも脳血管を収縮させて片頭痛発作を治療する作用がありますが、立ち上がりや持続時間などに違いがあります。
血管収縮は本来、脳内の5-HT1B受容体と5-HT1D受容体をセロトニンという物質が刺激することで発生します。
5-HT1B受容体が血管収縮作用、5-HT1D受容体が血管拡張物質の放出抑制に関与していると考えられています。
リザトリプタンは、この2つの受容体をセロトニンに代わって刺激することで血管収縮させて片頭痛発作を治療する作用があります。
服用方法・使用方法
マクトリンは服用のタイミングが重要です。片頭痛の発作が起きて頭痛発現時に成人は1錠服用してください。
効果が不十分な場合、追加で服用可能ですが追加で服用する場合は前回の服用から2時間以上間隔を開けてください。
1日あたりの上限は2錠までです。
マクトリンの注意点
■服用のタイミング
頭痛が発生してから使用してください。頭痛が起きる前に予防的に使用しても効果は期待できません。
■全く効果がない時
追加で服用せずに頭痛の原因を再検査で確認してください。
副作用
マクトリンの副作用は、次の通りになります。全身症状 | 頻度1%以上 | |
---|---|---|
頻度1%未満 | 倦怠感、脱力、胸痛、冷感 | |
頻度不明 | 無力症・疲労 |
循環器 | 頻度1%以上 | |
---|---|---|
頻度1%未満 | 悪心、嘔吐、下痢、口内乾燥、口渇、腹痛 | |
頻度不明 | 消化不良 |
筋・骨格系 | 頻度1%以上 | |
---|---|---|
頻度1%未満 | 硬直 | |
頻度不明 | 頸部痛、局所性重圧感、局所性絞扼感、筋力低下、顔面痛 |
精神神経系 | 頻度1%以上 | 傾眠 |
---|---|---|
頻度1%未満 | めまい、感覚減退、錯感覚、知覚過敏、頭痛、精神明瞭性の減退 | |
頻度不明 | 不眠症、振戦、運動失調、神経過敏、失見当識、多幸症 |
呼吸器 | 頻度1%以上 | |
---|---|---|
頻度1%未満 | 鼻乾燥 | |
頻度不明 | 咽頭不快感、喘鳴 |
皮膚 | 頻度1%以上 | |
---|---|---|
頻度1%未満 | 蕁麻疹、瘙痒症 | |
頻度不明 | 潮紅、発汗、発疹 |
肝臓 | 頻度1%以上 | |
---|---|---|
頻度1%未満 | 肝機能異常(ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇等) | |
頻度不明 |
その他 | 頻度1%以上 | |
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頻度1%未満 | CK(CPK)上昇、光視症、頻尿、食欲減退、ほてり | |
頻度不明 | 霧視、温感、味覚異常 |
これらの副作用は、国内あるいは海外で行われた臨床試験のデータを元に記載しています。
注意点
マクトリンの併用禁忌薬は、次のようになります。併用禁止
■エルゴタミン製剤
本剤と併用することで血圧上昇又は血管収縮作用が増強される恐れがあります。
どちらか一方を服用している場合、24時間以上の間隔をあけて使用してください。
■他のトリプタン系薬剤(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、ナラトリプタン)
本剤と併用することで血圧上昇又は血管収縮作用が増強される恐れがあります。
本剤使用後に他のトリプタン系薬剤を使用する場合、もしくはその逆の場合には24時間以上の間隔をあけて使用してください。
■MAO阻害剤
消失半減期が延長され、予期しない効果が生じる可能性があります。
マクトリンを服用できない方
■マクトリン成分リザトリプタンに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■心筋梗塞の既往歴のある患者、虚血性心疾患又はその症状・兆候のある患者、異型狭心症(冠動脈攣縮)のある方
■脳血管障害や一過性脳虚血発作の既往のある患者さん
■末梢血管障害を有する患者さん
■コントロールされていない高血圧症の患者さん
■重度の肝機能障害を有する患者さん
■血液透析中の患者さん
■エルゴタミン、エルゴタミン誘導体含有製剤、あるいは他の5-HT1B/1D受容体作動薬を投与中の患者さん
■モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO阻害剤)を投与中、あるいは投与中止2週間以内の患者さん
■プロプラノロール塩酸塩を投与中の患者さん
マクトリンとの併用に注意が必要な薬
■選択的セロトニン再取り込み阻害剤
■セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
セロトニン症候群(不安、焦燥、興奮、頻脈、発熱、反射亢進、協調運動障害、下痢等)があらわれることがあります。
参考サイト
効果・効能、使用方法、副作用、注意点(併用禁忌)のご説明は、商品説明書の他に次のサイトを参考にしております。
Wikipedia - Rizatriptan