アポナドロール(ナディック)
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- 内服薬
アポナドロールは本能性高血圧症、狭心症の治療薬ナディックのジェネリック医薬品です。心拍を抑え心臓を休ませる効果があり、心拍が抑えられることにより、血圧が下がります。
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- 有効成分
- ナドロール
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- メーカー
- アポテックス
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- 適応症
アポナドロール(ナディック) 40mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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1錠あたり 31円 |
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アポナドロール(ナディック)について詳しく見る
商品詳細
アポナドロール(ナディック)とは、"β遮断薬"という種類の薬です。心臓に作用し、その働きをコントロールしてくれます。
不整脈や狭心症のような心臓に関わる病気を治療したり、また血圧を下げるため高血圧治療薬として高血圧症の患者さんに用いられることもあります。
アポナドロール(ナディック)の特徴
アポナドロール(ナディック)には、次のような特徴があります。
■1錠で複数の病気に効果を発揮
■喘息の患者さんは服用できない
■腎臓で排泄される
アポナドロール(ナディック)は不整脈や狭心症、そして高血圧症の3つに治療効果が認められている薬です。
服用すると体内にある"β受容体"という部分に働きかけ、心臓の働きを調節します。
ですが、アポナドロール(ナディック)を服用する時にはいくつか注意しなければならないことがあります。
アポナドロール(ナディック)が作用するβ受容体ですが、これには2種類あります。
- β1受容体 … 心臓に存在
- β2受容体 … 気管支に存在
アポナドロール(ナディック)は、どちらの受容体にも作用します。
β1受容体の場合は病気の治療につながりますが、β2受容体だと気管支が狭くなってしまうのです。
すると呼吸が苦しくなってしまうので、喘息の患者さんがアポナドロール(ナディック)を服用することはできません。
またアポナドロール(ナディック)は服用した後、腎臓から排泄されていく薬です。
腎臓が弱っている患者さんだと用量の調節などが必要になるということにも注意してください。
アポナドロール(ナディック)の効果・効能
人が生きていく上で、心臓はとても重要です。
心臓は全身に血液を送り出す、ポンプのような役割を担っています。
ですが心臓が働きすぎると、それだけ多くの血液が全身に送られてしまうため血圧も高くなります。
また狭心症の患者さんの場合は、心拍数の上昇がきっかけとなって「胸が苦しい」などの症状が現れてしまいます。
そのため血圧を下げたり、狭心症の症状を予防するためには心臓の働きすぎを解消しなくてはなりません。
心臓にはβ1受容体という器官があり、この受容体は心臓の働きを調節しています。
- β1受容体が刺激される … 心拍数が増加
- β1受容体が刺激されなくなる … 心拍数が減少
そこでアポナドロール(ナディック)には、β1受容体を遮断する作用があります。
つまり、β1受容体が刺激されなくなるのです。
心拍数が減少すると、心臓の働きもゆっくりになるので狭心症や不整脈、高血圧症などの病気が改善されます。
服用方法・使用方法
アポナドロール(ナディック)の服用方法は、次のようになります。1回30~60mgを1日1回の服用
なお年齢・症状により適宜増減します。
アポナドロール(ナディック)の注意点
■心機能検査を定期的におこなう
アポナドロール(ナディック)の服用が長期にわたる場合は、心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線など)を定期的におこなってください。
特に徐脈になった時および低血圧を起こした場合には減量あるいは服用を中止し、また必要に応じてアトロピンを使用してください。
なお肝機能、腎機能、血液像などに注意してください。
■心筋梗塞に注意
インデラルを服用中の狭心症患者さんにおいて急に服用を中止した時に症状が悪化したり、心筋梗塞を起こした症例が報告されています。
休薬が必要になる場合には徐々に減量し、十分に観察してください。
また患者さんは独断で服用を中止しないように注意してください。
これらの注意点は狭心症だけでなく例えば不整脈の患者さん、特に高齢者の方においても同様です。
■甲状腺中毒症の患者さん
甲状腺中毒症の患者さんは、アポナドロール(ナディック)の服用を急に中止すると症状を悪化させることがあります。
休薬が必要な場合には徐々に減量し、観察を十分におこなってください。
■手術前には服用しない
手術前48時間は、アポナドロール(ナディック)えお服用しないことが望ましいです。
■自動車の運転などは注意
アポナドロール(ナディック)の服用によりめまい、ふらつきが現れることがあります。
服用中、特に飲み始めたばかりの患者さんは自動車の運転など危険をともなう機械の操作は注意しておこなってください。
副作用
アポナドロール(ナディック)による副作用症状は、次のとおりになります。過敏症 | 頻度0.1%未満 | 発疹、そう痒感 |
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循環器 | 頻度0.1~5%未満 | 徐脈、動悸、心胸比増大、血圧低下・起立性低血圧 |
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頻度0.1%未満 | 房室ブロック、四肢の冷感、胸部圧迫感 |
精神神経系 | 頻度0.1~5%未満 | めまい・立ちくらみ、ふらつき、頭痛・頭重感、眠気 |
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頻度0.1%未満 | 不眠、しびれ感 |
呼吸器 | 頻度0.1~5%未満 | 息切れ・息苦しさ、咳嗽・喀痰 |
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頻度0.1%未満 | 喘息発作の誘発 |
消化器 | 頻度0.1~5%未満 | 嘔気、下痢 |
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頻度0.1%未満 | 胃部不快感・胃重感、腹部膨満感、食欲不振、腹痛、胃痛、便秘、口渇 |
眼 | 頻度0.1%未満 | 涙液分泌減少 |
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頻度不明 | 霧視 |
肝臓 | 頻度0.1~5%未満 | AST(GOT)、ALT(GPT)の上昇 |
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頻度0.1%未満 | ALPの上昇 |
その他 | 頻度0.1~5%未満 | けん怠感、疲労感、浮腫(むくみ)、トリグリセリドの上昇 |
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頻度0.1%未満 | 鼻閉、血糖値の上昇、BUNの上昇、脱力感、悪寒 | |
頻度不明 | CK(CPK)の上昇 |
※赤文字の症状が現れた場合、アポナドロール(ナディック)の服用を中止してください。
重い副作用症状
心不全 | 動悸・息切れ、むくみ、疲労感、食欲不振、手足の冷え、夜にトイレの回数が増える |
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注意点
アポナドロール(ナディック)との併用禁忌薬はありません。アポナドロール(ナディック)を服用できない方
■気管支喘息、気管支けいれん、慢性閉塞性肺疾患の恐れのある患者さん
■糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスの恐れのある患者さん
■高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(2、3度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者さん
■心原性ショックのある患者さん
■肺高血圧による右心不全のある患者さん
■うっ血性心不全のある患者さん
■異型狭心症のある患者さん
■治療していない褐色細胞腫のある患者さん
■妊婦または妊娠している可能性のある女性
アポナドロール(ナディック)との併用に注意が必要な薬
■心機能抑制作用を強める薬
併用により、過度の心機能抑制が現れることがあります。
減量するなど慎重に服用してください。
- クラス1抗不整脈剤(リスモダン、アミサリン、アジマリンなど)
- アンカロン
- ソタコール
併用により心刺激伝導障害(徐脈、房室ブロックなど)が現れることがあります。
- ジゴシン
- ジギトキシン
- タルーシン
■カルシウム拮抗剤
併用により過度の血圧低下や心刺激伝導障害(徐脈、房室ブロックなど)、心機能抑制が現れることがあります。
- ワソラン
- ヘルベッサー
■交感神経系に対して抑制的に作用する他の薬
併用により過度の交感神経抑制をきたすことがあります。
減量するなど慎重に服用してください。
- アポプロン
■麻酔剤
併用により過度の血圧低下や心機能抑制が現れる恐れがあります。
- エーテル
■ジレニア/イムセラ
ジレニア/イムセラの服用開始時に併用すると、徐脈が強まることがあります。
■カタプレス
カタプレスの服用中止後のリバウンド現象(急激な血圧上昇)を強める可能性があります。
アポナドロール(ナディック)の服用を中止した後、カタプレスを徐々に減量してください。
■アドレナリン製剤
併用により血圧の上昇、徐脈などが起こる恐れがあります。
血圧や脈拍に注意してください。
■糖尿病治療薬(血糖降下剤)
これらの糖尿病治療薬の血糖降下作用を強めたり、低血糖症状(心悸亢進など)が隠れることがあります。
血糖値に注意してください。
- インスリン
- アベマイド
- ヘキストラスチノン
■リドカイン
併用によりリドカインの血中濃度が上昇することがあります。
減量するなど慎重に服用してください。
■麦角アルカロイド
末梢血流量の低下により四肢の疼痛、冷感、チアノーゼなどが起こる恐れがあります。
- クリアミン
■非ステロイド性解熱鎮痛剤
非ステロイド性の解熱鎮痛剤との併用により、アポナドロール(ナディック)の降圧作用が弱まることがあります。など
■降圧作用を持つ他の薬
併用により、お互いに降圧作用を強める恐れがあります。
用量を調節するなど注意してください。
- 降圧剤
- 亜硝酸、硝酸剤