ニフラン点眼液
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ニフラン点眼液はウイルス性結膜炎に対して効果がある非ステロイド性抗炎症点眼薬です。有効成分のプラノプロフェンは炎症を沈め、腫れや発疹時の痛みといった症状を緩和させます。
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- 有効成分
- プラノプロフェン
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- メーカー
- 千寿製薬
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- 適応症
ニフラン点眼液 5ml
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
ニフラン点眼液とは、1988年に千寿製薬から販売された目薬です。"抗炎症薬"という種類の薬で、目の炎症を抑える効果があります。
目の炎症を引き起こしてしまう、次のような目の病気に用いられます。
- 結膜炎
- 角膜炎
- ぶどう膜炎
- 眼瞼炎
- 目の手術後に起きた炎症
しかし病気そのものを治療する訳ではなく、症状を和らげる対症療法薬となることに注意してください。
ニフラン点眼液の特徴
ニフラン点眼液には、次のような特徴があります。
■非ステロイド性の抗炎症薬
例えば結膜炎にかかった時、目の炎症をとるためには抗炎症薬やステロイド薬が用いられます。
これらの結膜炎治療薬にはどちらにも「目の炎症を抑える」という効果がありますが、種類により効き目の強さも異なります。
一般的にステロイド薬の方が強力な効果が期待できる反面、副作用に注意が必要になることも多いです。
それに対しニフラン点眼液のような抗炎症薬は、ステロイド薬と比べると効果は劣るものの副作用が少ないため、安全面に優れています。
ニフラン点眼液の効果・効能
目は「モノを見る」という、人にとって大事な役割を担っている部分です。
しかし目は外からの刺激に弱く、細菌・ウイルスや花粉などの影響を受けると炎症を起こしてしまいます。ここで目に炎症を起こしているのが"PG(プロスタグランジン)"と呼ばれる物質です。
PGは「痛み物質」とも言われ、目以外にも例えばケガをした部位で大量に作られて痛みを強くします。
それではPGはどのように作られるのでしょうか。
PGは、"アラキドン酸"という脂肪酸と"COX(シクロオキシゲナーゼ)"という酵素が結びつくことで生成されます。
PG = アラキドン酸 + COX
そこでニフラン点眼液には、COXの働きを阻害する作用があります。
するとアラキドン酸からPGが作られることがなくなり、PGの数が減少することで目の炎症を改善することが可能になります。
服用方法・使用方法
ニフラン点眼液の使用方法は、次のようになります。1回1~2滴を1日4回点眼する
なお症状により適宜回数を増減します。
ニフラン点眼液の注意点
■ニフランは対症療法
ニフラン点眼液による治療は病気そのものを治す訳ではなく、症状を軽くする対症療法であることに注意してください。
■感染症に注意
ニフラン点眼液により目の感染症を不顕性化(症状が現れていない状態)し、発見が遅れる恐れがあります。
感染による炎症に対してニフラン点眼液を用いる場合には状態を観察しながら、慎重に投与してください。
副作用
ニフラン点眼液による副作用症状は、次の通りです。過敏症 | 頻度0.1%未満 | 接触性皮膚炎 |
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頻度不明 | 発疹、蕁麻疹(じんましん) |
眼 | 頻度0.1~5%未満 | 刺激感、結膜充血、そう痒感、眼瞼発赤・腫脹、眼瞼炎、目やに |
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頻度0.1%未満 | 流涙、びまん性表層角膜炎、異物感、結膜浮腫 |
呼吸器 | 頻度不明 | 気道狭窄 |
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※これらの症状が現れた場合、ニフラン点眼液の使用を中止してください。
注意点
ニフラン点眼液と併用禁忌となる薬はありません。ニフラン点眼液を使用できない方
■ニフラン点眼液の成分プラノプラフェンに対して過敏症(アレルギー)の既往歴のある患者さん