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アドメンタ(メマリー)について詳しく見る
商品詳細
アドメンタ(メマリー)とは、新しい抗認知症薬の選択肢として2011年に登場したメマリーのジェネリック医薬品になります。徘徊や怒りっぽいなど、認知症の患者さんによって異なる周辺症状への効果も期待できる薬とされます。
軽度よりも重度の患者さんへの効果が高いこともわかっており、他の抗認知症薬との併用も可能となっています。
ただし、アドメンタ(メマリー)は認知症そのものを治療できる薬ではありません。
あくまでも対処療法となり、人によっては目に見えるほどの効果が期待できないこともあるので注意が必要です。
アドメンタ(メマリー)の特徴アドメンタ(メマリー)には、3つの特徴があります。
■世界で唯一のグルタミン酸NMDA拮抗薬
■他の薬と併用することでプラスの効果が得られる
■認知症の周辺症状を軽減する効果も認められている
従来からある認知症治療薬のアリセプトとは作用が異なり、記憶や学習機能に関わる物質の過剰な分泌を抑えることで症状を和らげることができます。
また、アリセプトと併用することで認知症に対して多少のプラス効果が期待できるとも言われています。
他にもアドメンタ(メマリー)は、軽い認知症の患者さんに対しては有効性は低いことが臨床試験からもわかっており、重い認知症患者さんに向いている薬となります。
ただし、認知症そのものの進行を抑えるなどの効果は期待できず、あくまでも対処療法の1つであることを忘れてはいけません。
アドメンタ(メマリー)の効果・効能人の脳での記憶や学習などは、神経伝達物質である「グルタミン酸」が関わっています。
アルツハイマー型認知症の患者さんは、このグルタミン酸が常に放出された状態となり記憶することなどが難しくなります。
また、グルタミン酸が過剰になっているとそれに関わる細胞が死んでしまいます。
一見すると、記憶や学習に関わる物質が常に放出されているので認知症にならないようにも思えます。
しかし"常に放出されている"ということが問題であり、常に放出されていることで記憶をつくるシグナルにノイズを起こし記憶や学習機能に障害を起こします。
これによって認知症が発症すると考えられ、これを「グルタミン酸仮説」と呼びます。
このグルタミン仮説にもとづいてつくられたのがアドメンタ(メマリー)になります。
アドメンタ(メマリー)はグルタミン酸の出入り口である"グルタミン酸受容体"にフタをする作用があります。
これにより過剰なグルタミン酸が流入するのを抑え、記憶や学習機能や記憶をつくるシグナルのノイズを改善し機能を正常に認知症の症状を和らげることができます。
服用方法・使用方法
アドメンタ(メマリー)の服用方法は、次のようになります。1回5mgを1日1回から服用を開始し1週間に5mgずつ増量し、維持量として1日1回20mgの服用
アドメンタ(メマリー)の注意点■服用開始時
はじめて服用を開始した際に「傾眠」が見られることがあります。
家族の方や介護されている方は、患者さんの状態を注意深く観察するようにしてください。
もし異常があれば、服用の中止はもちろん医師に相談するようにしてください。
■危険な作業は控える
アドメンタ(メマリー)の服用により、「めまい」や「傾眠」などが現れることがあります。
服用してからの自動車の運転や危険を伴うような作業は控えさせるようにしてください。
■効果の確認
アドメンタ(メマリー)の服用によって効果が見られない場合、服用は中止するようにしてください。
副作用
アドメンタ(メマリー)の副作用は、次のようになります。過敏症 | 頻度1%未満 | 発疹 |
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頻度不明 | 顔面浮腫、眼瞼浮腫 |
精神神経 | 頻度1~5%未満 | めまい、頭痛 |
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頻度1%未満 | 傾眠、不眠、徘徊、不穏、易怒性、不安 | |
頻度不明 | 歩行障害、不随意運動(ふるえ、チック、ジスキネジーなど)、活動性低下、鎮静 |
腎臓 | 頻度1%未満 | 頻尿・尿失禁、尿潜血、BUN上昇 |
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肝臓 | 頻度1~5%未満 | 肝機能異常 |
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消化器 | 頻度1~5%未満 | 便秘、食欲不振 |
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頻度1%未満 | 消化管潰瘍、悪心、嘔吐、下痢、便失禁 |
循環器 | 頻度1~5%未満 | 血圧の上昇 |
---|---|---|
頻度1%未満 | 血圧の低下、上室性期外収縮 |
その他 | 頻度1~5%未満 | 血糖値の上昇、転倒、むくみ(浮腫)、体重の減少、CK(CPK)の上昇 |
---|---|---|
頻度1%未満 | 貧血、倦怠感、発熱、コレステロールの上昇、トリグリセライドの上昇 | |
頻度不明 | 脱力感 |
重い副作用症状
痙攣 | 筋肉のぴくつき、ふるえ、白目、硬直、全身のけいれん、意識の低下あるいは消失 |
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失神、意識喪失 | 気を失う、もうろう状態 |
精神症状 | 激越、攻撃性、妄想、幻覚、錯乱、せん妄 |
肝機能障害、黄疸 | からだがだるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目などが黄色くなる、尿の色が茶褐色 |
横紋筋融解症 | 手や足のしびれ、痙攣、からだの力が入らない、筋力の低下、筋肉痛、歩行困難、尿の色が赤褐色 |
注意点
アドメンタ(メマリー)の併用禁忌薬は、特にありません。アドメンタ(メマリー)を服用できない方■アドメンタ(メマリー)成分メマンチンに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
アドメンタ(メマリー)との併用に注意が必要な薬■ドパミン作動薬
アドメンタ(メマリー)との併用により、ドパミン作動薬の作用が強まる恐れがあります。
- メネシット
■ヒドロクロロチアジド
ヒドロクロロチアジドの血中濃度を低下させることがあります。
■腎尿細管から排泄が行われる薬
アドメンタ(メマリー)の血中濃度が上昇する恐れがあります。
■尿アルカリ化を起こす薬
アドメンタ(メマリー)の血中濃度が上昇する恐れがあります。
- ダイアモックス(※リンク先はジェネリック)
■NMDA受容体と拮抗する作用がある薬
相互に作用を強まる恐れがあります。
- シンメトレル
- メジコン