シロファスト(ユリーフ)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
シロファストはユリーフジェネリック。前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬です。尿道を緩め尿の出をスムーズにし頻尿や残尿感を改善します。また、前立腺肥大症の原因を治療する薬ではないため対処療法になります。
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- 有効成分
- シロドシン
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- メーカー
- シプラ
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- 適応症
シロファスト(ユリーフ) 4mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
シロファスト(ユリーフ)とは、前立腺肥大症にともなう排尿障害の治療薬になります。前立腺肥大症は前立腺が大きくなってしまうことで、膀胱や尿道が圧迫され排尿障害を起こします。
排尿障害の症状は、大きく2つにわけることができます。
■排尿症状
- 排尿遅延
- 残尿感
- 尿の勢いが低下
- 頻尿
- 尿意切迫感
- 切迫性尿失禁
頻尿や尿意切迫感は過活動膀胱と呼ばれる症状で、前立腺肥大症の患者さんの50~70%の方が合併しているとされます。
残尿感など排尿症状の影響により膀胱の中に多量の尿が残ってしまうことで直ぐにトイレに行きたくなり、結果的に頻尿を起こすようになります。
残尿感によって膀胱に尿が残る → 膀胱に尿が溜められる量が少なくなる → トイレに行く回数が増える → 頻尿
シロファスト(ユリーフ)は尿道をゆるめる作用によって尿の出をスムーズにし、残尿感や頻尿などの症状を改善することができます。
ちなみに前立腺肥大症の症状を評価する方法としてIPSS(国際前立腺肥大症スコア)と呼ばれるものがあります。
- 0~8点 … 軽症
- 9~20点 … 中等症
- 20点以上 … 重症
スコアが17点の前立腺肥大症にともなう排尿障害の患者さんに12週間服用してもらったところ、12週間後のスコアは8点になったことから確かな効き目があることがわかっています。
ただし、前立腺肥大症の原因を治すことができる薬ではなく、あくまでも対処療法になることには注意して下さい。
シロファスト(ユリーフ)の効果・効能前立腺は男性にのみ存在する器官になるので、そもそも前立腺肥大症は男性しかなりません。
前立腺は尿道のまわりを囲むようにあることから、肥大してしまうと尿道を圧迫し排尿トラブルを起こすようになります。
シロファスト(ユリーフ)は、前立腺や尿道の平滑筋にあるα(アドレナリン)1受容体のはたらきをブロックする作用があります。
α1受容体には、次の種類があります。
■α1A受容体 … 前立腺に多く存在
■α1D受容体 … 前立腺と膀胱に多く存在
■α1B受容体 … 血管に多く存在
シロファスト(ユリーフ)はα1A受容体に選択的に作用するとされ、特に排尿トラブルの改善に高い効果を発揮します。
α1A受容体のはたらきをブロックすることで前立腺や尿道の平滑筋を緩めることができ、残尿や頻尿などの前立腺肥大に伴う排尿障害を改善することができます。
服用方法・使用方法
シロファスト(ユリーフ)の服用方法は、次のようになります。1回4mgとして1日2回(朝・夕食後)の服用
なお、症状に応じて用量は適宜増減します。
シロファスト(ユリーフ)の注意点■射精障害が認められている
シロファスト(ユリーフ)は、射精障害(逆行性射精など)が認められていることから副作用を理解した上で服用を行うようにして下さい。
■立ったり座ったりに注意
血圧の変化によって起立性低血圧を起こすことがあるので注意して下さい。
■危険な作業には注意
シロファスト(ユリーフ)はめまいなどの副作用症状が現れることがあります。
自動車の運転や高所での作業、危険を伴う機械での作業を行う際は十分に注意して行うか、控えるようにして下さい。
■あくまでも対処療法であることに注意
シロファスト(ユリーフ)は病気の原因そのものを治療することはできません。
あくまで対処療法となるので、効果が得られない場合には他の治療方法を検討するようにして下さい。
副作用
シロファスト(ユリーフ)の副作用は、次のようになります。泌尿・生殖器 | 頻度5%以上 | 射精障害(逆行性射精など) |
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頻度1~5%未満 | ED(勃起不全)、尿失禁 |
消化器 | 頻度5%以上 | 口の渇き |
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頻度1~5%未満 | 胃の不快感、下痢、軟便、便秘 | |
頻度1%未満 | 口内炎、嘔吐、吐き気、食欲不振、胃痛、腹痛、腹部膨満感、上腹部の違和感、下腹部痛、胃潰瘍、胃炎、萎縮性胃炎、胸焼け、胃もたれ、十二指腸潰瘍、おならの増加、排便回数の増加、残便感、肛門の不快感 |
精神神経 | 頻度1~5%未満 | めまい、立ちくらみ、ふらつき、頭痛 |
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頻度1%未満 | 肩こり、頭がボーとする、眠気、性欲の減退、頭重感、しびれ |
呼吸器 | 頻度1~5%未満 | 鼻出血、鼻閉 |
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頻度1%未満 | 鼻汁、咳 |
循環器 | 頻度1%未満 | 心房細動、動悸、頻脈、不整脈、上室性期外収縮、起立性低血圧、血圧の低下、血圧の上昇 |
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過敏症 | 頻度1%未満 | 発疹、皮疹、湿疹、蕁麻疹、そう痒感、顔面腫脹、眼瞼浮腫 |
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頻度不明 | 口唇腫脹、舌腫脹、咽頭浮腫 |
眼 | 頻度1%未満 | 目の充血、目のかゆみ、結膜出血、かすみ目 |
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頻度不明 | 術中虹彩緊張低下症候群 |
肝臓 | 頻度1~5% | 肝臓検査数値(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、総ビリルビン、AI-P、LDH)の異常 |
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腎臓 | 頻度1%未満 | BUN上昇、クレアチニンの上昇 |
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血液 | 頻度1~5%未満 | 白血球数の減少、赤血球数の減少、血色素量の減少、ヘマトクリット値の減少 |
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頻度1%未満 | 白血球数の増多、血小板数の減少 |
その他 | 頻度5%以上 | トリグリセライドの上昇 |
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頻度1~5%未満 | 倦怠感、CRPの上昇、総コレステロールの上昇、尿糖の上昇、尿沈渣の上昇 | |
頻度不明 | 顔のほてり、耳鳴、苦味、胸痛、腰痛、下肢脱力感、発汗、ほてり、気分不良、血清カリウム値上昇、総蛋白の低下、前立腺特異抗原増加、尿酸の上昇、尿蛋白の上昇、むくみ(浮腫)、女性化乳房 |
重い副作用症状
失神・意識喪失 | 強いめまい・ふらつき、強い立ちくらみ、冷感、吐き気、嘔吐、気を失う |
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肝機能障害、黄疸 | からだがるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が茶褐色 |
注意点
シロファスト(ユリーフ)の併用禁忌薬は、特にありません。シロファスト(ユリーフ)との併用に注意が必要な薬■高血圧治療薬
シロファスト(ユリーフ)と高血圧治療薬の併用は、起立性低血圧を起こすことがあります。
症状が現れた際は、減量するなどして用量の調整を行って下さい。
■アゾール系の抗真菌薬
アゾール系の抗真菌薬との併用によってシロファスト(ユリーフ)の血中濃度が上昇する恐れがあります。
など
■PDE-5(ホスホジエステラーゼ)を阻害する薬
シロファスト(ユリーフ)との併用によって、症候性低血圧が現れることがあるとの報告があります。