アリミデックス
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アリミデックスは閉経後に発症した乳がんだけに有効な治療薬です。エストロゲンの生成を抑えることで乳がん細胞の働きを弱めることができます。一方、エストロゲンの数の減少による骨密度の低下には注意が必要です。
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- 有効成分
- アナストロゾール
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- メーカー
- アストラゼネカ
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- 適応症
アリミデックス 1mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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アリミデックスについて詳しく見る
商品詳細
アリミデックスは、乳がんの治療に使用されるアロマターゼ阻害薬です。特に、閉経後に乳がんを発症した方の使用に限られます。
乳がんは、女性ホルモンの働きによって起こる病気であり、高齢の方ほど発症率は高くなります。
からだの調子に深く関わりがある女性ホルモンは、時には乳がんの発症リスクを高め、また悪化させてしまうこともあります。
アリミデックスは、乳がんの原因となるホルモンの働きを弱めることで、乳がんを治療する薬です。
また、世界100ヶ国以上で乳がん治療薬として用いられており、その効果は実証済みです。
アリミデックスの特徴アリミデックスには、2つの特徴があります。
■閉経後に発症した乳がんだけに有効
■骨粗しょう症などに注意
乳がんのリスクを高める要因となるホルモンは、「エストロゲン」と呼ばれるものです。
女性が閉経をする前後では、このエストロゲンが作られる場所が異なります。
- 閉経前の女性 … 卵巣から分泌
- 閉経後の女性 … 副腎から分泌
アリミデックスは副腎においてのエストロゲン生成を抑える薬であるため、その効果は閉経後の女性に限られます。
また、エストロゲンは骨密度を高める働きもあるホルモンです。
しかし、その数が減少するということは骨が弱くなることにも繋がり、実際にアリミデックスの長期間の服用によって骨密度が1年毎に2%低下するというデータもあるので、注意が必要な薬となります。
アリミデックスの効果・効能エストロゲンには、女性の体調を整えてくれる効果がある一方で、乳がん細胞を活性化させてしまうこともあります。
それにより乳がんの発症リスクを高まり、さらには悪化させることにも繋がってしまいます。
閉経後の女性において、エストロゲンは副腎から分泌される「アンドロゲン」という男性ホルモンを原料とし、次のように作られています。
エストロゲン = アンドロゲン + アロマターゼ
アロマターゼとは、アンドロゲンをエストロゲンに変えてしまう酵素です。
そこでアリミデックスは、エストロゲンの生成を抑えるために、アロマターゼの働きを阻害します。
その結果エストロゲンの数が少なくなることで、乳がん細胞の働きも弱まるため、閉経後に発症した乳がんを治療することが可能となります。
服用方法・使用方法
アリミデックスの服用方法は、次のようになります。1回1mgを1日1回の服用
アリミデックスの注意点■閉経前の方
アリミデックスの使用経験がないことを考慮して、閉経前の方の服用は控えるようにして下さい。
■骨の密度などが低下
アリミデックスの服用によって、骨粗鬆症や骨折が起こりやすくなります。
定期的に骨密度の検査を受けることが望ましいとされています。
副作用
アリミデックスの副作用は、次の通りになります。全身 | 頻度0.1~1%未満 | ほてり、頭痛、倦怠感 |
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頻度0.1%未満 | 無力症、疲労 |
肝臓 | 頻度1%以上 | 肝機能検査値の異常(AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、AI-P上昇、γ-GTP上昇、ビリルビン上昇) |
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消化器 | 頻度0.1~1%未満 | 吐き気、食欲不振、嘔吐 |
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頻度0.1%未満 | 下痢 |
精神神経 | 頻度0.1~1%未満 | 感覚異常(錯覚感、味覚異常) |
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頻度0.1%未満 | 傾眠、手根管症候群 |
皮膚 | 頻度0.1~1%未満 | 脱毛、発疹 |
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頻度0.1%未満 | 皮膚血管炎、へノッホ・シェーンライン紫斑病 |
筋・骨格 | 頻度1%以上 | 関節炎 |
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頻度0.1~1%未満 | 硬直、骨折、関節炎 | |
頻度0.1%未満 | 骨粗鬆症、骨痛、弾発指、筋肉痛 |
生殖器 | 頻度0.1~1%未満 | 性器出血 |
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頻度0.1%未満 | 膣の乾燥 |
血液 | 頻度0.1~1%未満 | 白血球の減少、好中球の減少 |
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その他 | 頻度0.1~1%未満 | 高コレステロール血症(脂質異常症) |
---|---|---|
頻度0.1%未満 | 高カルシウム血症 |
※赤文字の症状が現れた場合、速やかに検査を受けるなどの適切な処置を行うようにして下さい。
重い副作用症状
皮膚粘膜眼症候群 | 発疹、発赤、水ぶくれ、膿(うみ)、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、ノドの痛み、目の充血、発熱、全身の倦怠感 |
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アナフィラキシー、血管浮腫、蕁麻疹 | 全身の発赤、顔やノドの腫れ、ゼーゼーと息苦しい |
肝機能障害、黄疸 | だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿の色が茶褐色 |
間質性肺炎 | から咳、息苦しさ、少し動くと息切れ、発熱 |
血栓塞栓症 | 手や足とくにふくらはぎの痛み・腫れ・むくみ・しびれ、爪の色が紫色、突然の息切れ・息苦しい、深呼吸で胸が痛い、急に視力が落ちる、視野が欠ける、目が痛む、頭痛、片側の麻痺、うまく話せない、意識が薄れる |
注意点
アリミデックスの併用禁忌薬は、特にありません。アリミデックスを服用できない方■妊娠または妊娠している可能性がある方
■授乳婦の方
■アリミデックス成分アナストロゾールに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方