リパンシール(リピディル)
- 医薬品
- ジェネリック
- 内服薬
リパンシールはリピディルのジェネリックです。脂質異常症治療薬の一種で中性脂肪を分解することで中性脂肪を生成されにくくし、善玉コレステロールを増やす作用にも優れるという特徴を持ちます。
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- 有効成分
- フェノフィブラート
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- メーカー
- アボット
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- 適応症
リパンシール(リピディル) 200mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
リパンシール(リピディル)とは、2005年から発売されている脂質異常症(高脂血症)の治療薬です。"フィブラート系"と呼ばれる系統の薬で、中性脂肪(トリグリセライド)を下げ、善玉コレステロールを上げる作用に優れています。
なので、単にコレステロール値だけが高い脂質異常症の方には第一選択の薬とはならないので注意してください。
リパシール(リピディル)の効果・効能
リパシール(リピディル)は、肝臓にあるPPARa(ペルオキシゾーム増殖剤活性化受容体a)を活性化させることで作用を発揮します。
それが、中性脂肪低下作用です。
中性脂肪の分解を促し、さらに中性脂肪がつくられるのを抑えることで中性脂肪を下げることができます。
PPARaが活性化することで、LPL(リポ蛋白リパーゼ)も活性化します。
このLPLは、からだのエネルギーが不足した時に蓄えている中性脂肪を"遊離脂肪酸"と"グリセリン"に分解するはたらきがあります。
遊離脂肪酸は各組織へエネルギー源として使われ、これにより血液中の中性脂肪の値は減少します。
また、中性脂肪は肝臓でアセチルCoAよりつくられます。
アセチルCoA → アセチルCoAカルボキシラーゼ → 中性脂肪
リパシール(リピディル)は、中性脂肪をつくるために必要なアセチルCoAカルボキシラーゼのはたらきを阻害します。
阻害することで、肝臓で中性脂肪がつくられるのを抑えることができます。
- 中性脂肪を分解する
- 中性脂肪をつくりにくくする
この2つの作用で、中性脂肪を下げる効果が期待できます。
服用方法・使用方法
リパンシール(リピディル)の服用方法は、次のようになります。1日1回106.6~160mgを食後に服用
なお、年齢や症状により用量は適宜増減します。
また、1日160mgを超える服用は行わないでください。
リパンシール(リピディル)の注意点
■診断が確立した方のみの服用
医師の検査を受け、高脂血症の診断が確立した患者さんのみが服用することができます。
■あらかじめ基本療法を行う
高脂血症の基本療法である食事療法を行い、さらに運動療法や高血圧、喫煙などの虚血性心疾患のリスクの軽減なども十分に考慮してください。
■効果が認められない場合
リパンシール(リピディル)を服用中は血清脂質値の検査を定期的に受けるようにしてください。
もし薬の効果が認められない場合、服用は中止してください。
■肝機能や肝機能検査に影響
リパンシール(リピディル)は肝機能および肝機能検査に影響を及ぼします。
次の点には注意してください。
- 肝障害を悪化させることがあり、肝障害の患者さんは服用しないこと
- 肝機能検査数値に異常変動が現れることがあり、肝機能検査に異常のある患者さんまたは肝障害の既往歴がある方は慎重に服用する
- 肝機能異常、黄疸、肝炎などが現れることがあり、肝機能検査は服用開始から3ヶ月後までは毎月、その後は3ヶ月ごとに検査を受ける
- 肝機能検査数値に異常が認められた場合、減量または服用中止など適切な処置を受け、少なくとも1ヶ月以内に肝機能検査を受ける
- 肝機能検査数値(AST(GOT)、ALT(GPT))が継続して正常上限の2.5倍あるいは100単位を超えた場合、服用は中止すること
副作用
主な副作用には、発疹、肝臓機能障害、蕁麻疹、そう痒症、消化器障害、貧血、頭痛、めまいなどがあります。その他に、頻度不明な重大な副作用として、膵炎、横紋筋融解症などが起こる可能性があります。
万が一、これらの症状が起きた場合は直ちに服用を中止し、医師の診察を受け、ご指示に従ってください。
注意点
■併用禁忌薬併用禁忌薬は、一緒に飲み合せすることを禁止されている薬のことです。
・HMG-CoA還元酵素阻害薬、シンバスタチン、プラバスタチンナトリウム、フルバスタチンナトリウムなど
急激な腎臓機能悪化が生じる横紋筋融解症を引き起こす可能性があります。
■併用注意薬
併用注意薬は、併用して服用するにあたって注意が必要な薬のことです。
・陰イオン交換樹脂剤、コレスチラミン
リパンシールの成分吸収が遅まったり減少する可能性があります。
・スルホニル尿素系血糖降下薬、グリベンクラミド、グリメピリド、など
動悸、冷や汗、強い空腹感などが生じる低血糖症を引き起こす可能性があります。
・シクロスポリン
腎臓機能に悪影響が生じる可能性があります。
・抗凝血剤、ワルファリン
抗凝血剤の効果が強まる可能性があります。