オングリザ
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オングリザはDPP-4阻害薬と呼ばれるⅡ型糖尿病治療薬。インスリンを分泌するインクレチンというホルモンの分泌を促すことで血糖値を下げます。血糖値が高いときだけに作用するので低血糖を起こしにくい薬です。
発送時期によりパッケージが異なります
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- 有効成分
- サキサグリプチン水和物
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- メーカー
- アストラゼネカ
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- 適応症
オングリザ 5mg
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
オングリザとは、2013年より発売がスタートしている糖尿病治療薬になります。「DPP-4阻害薬」に分類される薬になり、インスリンの分泌量を増やしてあげることで血糖値を下げることができます。
古くからある糖尿病治療薬とは違い、インスリンを過剰に分泌させないことから低血糖を起こしにくく、安全性に優れた薬となっています。
2型糖尿病の薬になるので、1型糖尿病の方はお使いいただけません。
オングリザの特徴
オングリザの特徴は、次のようになります。
■インクレチンを分泌する
■低血糖が起こりにくい
オングリザはインスリンを分泌する"インクレチン"と呼ばれるホルモンの分泌を促します。
インクレチンは血糖値に応じてその分泌量が変わるという特徴があり、血糖値が低い時はインクレチンの分泌はされません。
なので血糖値が高い時だけ作用し、膵臓への負担も軽減できることから低血糖を起こしにくいという特徴もあります。
オングリザの効果・効能
からだの中では、血糖値が一定になるようにさまざまな物質がはたらいています。
食後 → インスリンが分泌され血糖値は"下がる"
空腹時 → グルカゴンが分泌され血糖値は"上がる"
インスリンやグルカゴンのはたらきにより、血糖値は一定の数値を保っています。
これら2つの物質のはたらきを調整してくれるのが、"インクレチン"になります。
血糖値を一定に保つインクレチンですが、"DPP-4"と呼ばれる酵素と結びついてしまうと分解される性質があります。
DPP-4(酵素) → インクレチン → 分解
そこでDPP-4を阻害する作用があるオングリザを用います。
DPP-4を阻害することで、インクレチンは分解されることなく膵臓にたどり着くことができます。
インクレチンが膵臓にたどり着くことで本来のはたらきを発揮し、血糖値のバランスを保つ効果が期待できます。
服用方法・使用方法
オングリザの服用方法は、次のようになります。5mgを1日1回の服用
なお、中等度以上の腎機能障害の患者さんは2.5mgを1日1回となります。
オングリザの注意点
■他の糖尿病治療薬と併用する場合
他の糖尿病治療薬と併用することで、低血糖を起こす恐れがあります。
特に次の薬との併用は、低血糖のリスクを増加させるとされます。
- SU薬
- 速攻型インスリン分泌促進剤
- インスリン製剤
■定期的な検査
オングリザを服用している間は、定期的に血糖値の検査を行うようにしてください。
常に、医師と服用継続の必要性を検討してください。
また3ヶ月服用しても食後の血糖値に効果が不十分な場合、他の治療方法への切り替えを検討してください。
■服用継続の可否
- 服用の必要がなくなる
- 減量する必要がある
- 不養生
- 感染症
こういった場合には、薬の効果がなくなったり、不十分となることがあります。
常に服用を継続するかの可否は、医師の判断に従うようにしてください。
■危険を伴う作業には注意
イングリザの服用により低血糖症状により、めまいなどが現れることがあります。
自動車の運転や危険を伴う作業などに従事する場合、十分に注意してください。
副作用
オングリザの副作用は、次の通りです。神経系 | 頻度0.5~2%未満 | めまい |
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頻度0.5% | 頭痛 |
眼 | 頻度0.5%未満 | 白内障、霧視 |
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心臓 | 頻度0.5%未満 | 動悸、期外収縮、心電図T波逆転 |
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呼吸、胸郭および縦隔 | 頻度0.5%未満 | 鼻咽頭炎、上気道感染(風邪)、咳嗽 |
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頻度不明 | 副鼻腔炎(海外のみ認められている) |
胃腸 | 頻度0.5~2%未満 | 便秘、下痢、腹部の不快感、胃炎 |
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頻度不明 | 腹部膨満、腹痛、逆流性食道炎、胃腸炎、悪心、嘔吐、消化不良、口内炎、口唇炎、便潜血 |
肝胆道 | 頻度0.5~2%未満 | 肝機能異常(AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、ALPなどの上昇) |
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皮膚 | 頻度0.5~2%未満 | 発疹、湿疹、そう痒 |
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頻度0.5未満 | 蕁麻疹、ニキビ、冷や汗 |
全身 | 頻度0.5%未満 | むくみ(浮腫)、筋痙攣、倦怠感、無力症 |
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代謝異常 | 頻度0.5%未満 | 2型糖尿病の悪化、高尿酸血症、尿中アルブミン/クレアチニン比の増加、血中ブドウ糖の減少、グリコヘモグロビンの増加、CK(CPK)の上昇 |
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血液 | 頻度0.5%未満 | 貧血、白血球の増加、血小板の減少 |
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その他 | 頻度0.5%未満 | 高血圧、頻尿、高カリウム血症、胸痛、白癬、腎結石、鼻出血、甲状腺腫瘤、尿路感染、関節痛 |
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重い副作用症状
低血糖 | 力が抜ける感じ、ふるえ、寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感、頭痛、不安感、吐き気、目のちらつき、イライラ、眠気、ぼんやりするなど |
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急性膵炎 | 吐き気、嘔吐、上腹部~背中にかけての強い痛み |
過敏症反応 | 発疹、蕁麻疹、全身の発赤、顔・口・ノド・舌などの腫れ、せき込む、ゼーゼーと息苦しい |
腸閉塞 | お腹が張る・膨れる、吐き気、嘔吐、便秘、腹痛 |
注意点
オングリザの併用禁忌薬は、特にありません。オングリザを服用できない方
■オングリザの成分に対し過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■重症ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病の患者さん
■重い感染症、手術前後、重い外傷がある患者さん
オングリザとの併用に注意が必要な薬
■糖尿病治療薬
低血糖が起こる恐れがあるので、慎重に併用する必要があります。
- SU薬(アマリール、オイグルコン、グリミクロン、ヘキストラスチノンなど)
- 速攻型インスリン分泌促進剤(スターシス、グルファスト、シュアポスト)
- α-グルコシダーゼ阻害剤(ベイスン、グルコバイ、セイブル)
- ビグアナイド系の薬(メルビン、ジベトス)
- GLP-1受容体作動薬(ビクトーザ、バイエッタなど)
- SGLT2阻害剤(スーグラ、ダパグリフロジン)
- インスリン製剤
血糖降下作用が強まり、さらに血糖値を下げる可能性があります。
- β遮断薬
- サリチル酸製剤
- MAO阻害剤
- フィブラート系の薬
■血糖降下作用を弱まめる薬
血糖降下作用が弱まり、血糖値が上昇する可能性があります。
- アドレナリン
- 副腎皮質ホルモン
- 甲状腺ホルモン
■薬の代謝酵素を阻害する薬
薬の代謝酵素であるCYP3A4/5を阻害する薬と併用することで、オングリザの血中濃度が上昇する可能性があります。
など