カタリンK点眼用
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カタリンK点眼用は老人性白内障治療の点眼薬(目薬)です。有効成分のピレノキシンは水晶体を白濁させるキノイドという物質がタンパク質に結合するのを阻害することで白内障の進行を防ぎます。
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- 有効成分
- ピレノキシン
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- メーカー
- 千寿製薬
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- 適応症
カタリンK点眼用 15ml
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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1本 | 1,350円 |
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商品詳細
カタリンKとは、千寿製薬から1987年に発売された白内障治療薬です。白内障は目のレンズが濁っていき、モノがだんだんと見えにくくなっていく目の病気のことになります。
加齢も原因の1つとされ、40代の頃から発症する方が増えていきます。
そこでカタリンKは、白内障の進行を遅らせるために用いる点眼薬となります。
カタリンKの特徴カタリンKには、3つの特徴があります。
■初期の白内障に有効な目薬
■副作用が少ない
■同じ成分の薬が他に2種類もある
カタリンKは、白内障の進行を抑えるために使われる白内障治療薬です。
そのため症状が進みきっていない、初期段階の白内障に有効な目薬となります。
しかも副作用も少なく、長期間使っても問題ありません。
ただし白内障が進行してしまった場合、カタリンKによる治療効果は期待できないため手術が必要になります。
またカタリンKは成分"ピレノキシン"が含まれていますが、ピレノキシンが含有された目薬には3種類があります。
- カタリンK … 顆粒を溶液に溶かして使用する目薬
- カタリン … 錠剤を溶液に溶かして使用する目薬
- カリーユニ … そのまま使用できる目薬
これらは使い方こそ違いますが、中の成分は同じであるためどの薬にも同等の効果が期待できます。
カタリンKの効果・効能白内障とは、目の中でレンズの役割を担っている"水晶体"が濁っていく病気です。
水晶体の濁りは加齢や薬の副作用など、様々なことが原因で生じてしまいます。
それではなぜ濁っていくのか、詳しくは解明されていないものの一説では「キノイド学説」という考え方があります。
水晶体はタンパク質によって作られていますが、タンパク質は何らかの刺激を受けると「変性(形が変化)」することがあります。
例えば無色透明なタマゴの白身が熱を加えると白く固まるのも、タンパク質の変性によるものです。
白内障の患者さんの場合は"キノイド"と呼ばれる物質が水晶体のタンパク質に結びつくことで、変性が起きてレンズが白濁してしまいます。
そこでカタリンKには、キノイドよりもタンパク質にくっつきやすいという性質があります。
これによりキノイドとタンパク質の結合が阻害され、白内障の進行を抑えることが可能になるのです。
服用方法・使用方法
カタリンKの使用方法は、次のようになります。必要な時に顆粒を溶解液に溶かし、1回1~2滴を1日3~5回点眼する
また顆粒を溶かす際は、次のような手順でおこないます。
①溶解液が入った容器の白い大キャップを取り外す。
この時に容器の口に膜が張っている場合は、膜が無くなるまで容器の頭部を軽く押さえる。
↓
②顆粒を大きい方の袋に集め、切り込み線に指をかけないようにして折る。
(※この時、パックに顆粒が付着していないか確認してください。)
↓
③顆粒に手を触れないように注意し、パックから直接溶解液に入れる
↓
④白色の大キャップを固くしめ、よく振って顆粒を溶かす。
↓
⑤点眼する時は茶色の小キャップだけを外し、容器の先が目に触れないよう注意して点眼する。
(※誤って白色の大キャップを外すと、液がこぼれるので注意してください。)
なお、カタリンKを運ぶ時の振動によりパックに静電気が発生し、顆粒がパックの内面に付着して湿っているように見えることがあります。
このような時はパックを指でこすって静電気を取り除き、パックの横を指で軽く叩くと付着されなくなります。
副作用
カタリンKによる副作用症状は、次の通りです。過敏症 | 頻度不明 | 眼瞼炎、接触皮膚炎 |
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眼 | 頻度不明 | びまん性表層角膜炎、結膜充血、結膜炎、刺激感、そう痒感、霧視、目脂(めやに)、流涙、眼痛、眼の異常感、眼の異物感 |
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※これらの症状が現れた場合、カタリンKの使用を中止してください。