Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)
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Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)は副作用の少ないかゆみ止めクリーム。最も効果の弱い分類のステロイド成分を含有しており、その分安全性に優れます。弱いといっても通常のかゆみ止めより強力です。
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム) 15g
内容量 | 販売価格 | 1錠単価 | ポイント | 購入する |
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商品詳細
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)とは、ステロイド成分「ヒドロコルチゾン」を配合したかゆみ止めクリームです。ヒドロコルチゾンはステロイドの中で最も効果が弱い5群(Weak)に分類され、またHコートクリーム(オイラックスHクリーム)には少量しか含有されていません。
そのためHコートクリーム(オイラックスHクリーム)は副作用も起こりにくく、安全性に優れる薬です。
といってもステロイドが含有されている分だけ通常のかゆみ止めよりは強力で、例えばアトピー性皮膚炎のかゆみや湿疹を抑えるアトピー性皮膚炎治療薬として処方されることもあります。
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の特徴Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)には、2つの特徴があります。
■2つの成分が配合
■副作用が起こりにくい
かゆみ止めの薬として、国内では1957年から発売されている「オイラックスクリーム」という塗り薬があります。
こちらは成分「クロタミトン」を配合し、臨床試験では約74%の方に皮膚症状の改善効果が認められたという実績を持っている薬です。
そこでHコートクリーム(オイラックスHクリーム)は、オイラックスクリームにステロイド成分をプラスした薬です。
オイラックスクリームにもあったかゆみ止め効果に、さらにステロイドによる抗炎症作用も加わることでより優れた効果を発揮してくれます。
実際に、臨床試験による有効性は約80%とオイラックスクリームを上回っています。
また"ステロイド"と効くと副作用が心配になるかもしれませんが、Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)に使われているステロイドは効き目が弱く、しかもごく僅かしか配合されていません。
そのため副作用のリスクも大幅に軽減されています。
しかし、それでもステロイドであることは変わらないので長期間の使用はしないなどの注意は必要です。
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の効果・効能Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)は肌に塗ると、軽い刺激感やヒリヒリ感が現れます。
例えば肌がかゆくなるとつい掻いてしまいますが、この行動には"引っ掻く刺激でかゆみを隠そうとする"という意味合いがあります。
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)もこの行動と同じように、肌に刺激を与えることでかゆみを隠す(=抑える)効果があるのです。
またHコートクリーム(オイラックスHクリーム)にはステロイド成分による抗炎症作用もあるので、かゆみや湿疹を伴うような皮膚疾患への治療効果も期待できます。
ただしHコートクリーム(オイラックスHクリーム)などのかゆみ止めの薬は、かゆみを根本的に治療できる訳ではありません。
症状が重い場合は、例えばアトピー性皮膚炎には抗ヒスタミン薬やステロイド薬などのアレルギー治療薬を用いるなど、より強力な薬で素早く症状を抑える方が良い場合もあります。
服用方法・使用方法
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の使用方法は、次のようになります。1日1回~数回を患部に塗布またはすりこむか、無菌ガーゼなどにのばして貼り付ける
尚、症状により適宜増減します。
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の注意点■感染症を起こしている場合
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)は皮膚感染による湿疹・皮膚炎には使用しないことが原則です。
ただしやむを得ず使用する必要がある場合は、あらかじめ適切な治療薬で治療を行うか、またはこれらを併用するようにして下さい。
■全身性の副作用に注意
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)を大量に、または長期的にわたる広範囲の使用をしたり、密封法を行うことでステロイドによる全身性の副作用が現れることがあります。
特別な場合を除き長期的な大量使用や密封法はできるだけ避けるようにして下さい。
■症状が改善されない場合
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の使用により症状が改善されなかったり、また症状が悪化した場合は使用を中止して下さい。
副作用
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の副作用は、次の通りです。皮膚の感染症 | 頻度0.1~5%未満 | せつ |
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頻度不明 | 皮膚真菌症(カンジタ症、白癬など)、細菌感染症(伝染性膿痂疹、毛のう炎など)、ウイルス感染症 |
その他の皮膚症状 | 頻度0.1~5%未満 | 魚鱗癬様皮膚変化 |
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頻度不明 | ざ瘡(ざ瘡様発疹、ステロイドざ瘡)、ステロイド皮膚(皮膚萎縮、毛細血管拡張、紫斑)、多毛、色素脱失、皮膚線条、口囲皮膚炎 |
過敏症 | 頻度0.1~5%未満 | 皮膚の刺激感、熱感 |
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頻度不明 | 接触性皮膚炎、そう痒、発疹、湿疹、紅斑、血管浮腫 |
下垂体・副腎皮質系機能 | 頻度不明 | 下垂体・副腎皮質系機能の抑制 |
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眼 | 頻度不明 | 後のう白内障、緑内障 |
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※赤文字の症状が現れた場合は使用を中止して下さい。
※太文字の症状が現れた場合は適切な治療薬を併用し、症状がなかなか改善されない場合はHコートクリーム(オイラックスHクリーム)の使用を中止して下さい。
※その他の皮膚症状が長期連用中に現れた場合は、Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の使用を徐々に中止してステロイド薬以外の薬に切り替えて下さい。
注意点
Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)との併用禁忌薬は、特にありません。Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)を使用できない方■細菌・真菌・スピロヘータ・ウイルス皮膚感染症の患者さん
■Hコートクリーム(オイラックスHクリーム)の成分クロタミトンやヒドロコルチゾンに過敏症(アレルギー)の既往歴がある方
■潰瘍(ベーチェット病を除く)、第2度深在性以上の熱傷・凍傷のある患者さん