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ジクロフェナクナトリウムとは

ジクロフェナクナトリウム(Diclofenac)とは

解熱鎮痛剤ボルタレンの有効成分であるジクロフェナクナトリウム(Diclofenac)は、プロスタグランジン(炎症やそれに伴う痛み、発熱の原因とされる物質)の生成を防ぐことにより、消炎・鎮痛作用を示します。
関節リウマチや腰痛、外傷痛など、適応症が多岐にわたることから重宝する場面は多いものの、その一方で胃腸障害をはじめとする副作用が現れやすいという特徴もあります。
効果や作用機序、副作用を知ったうえで正しく使用しましょう。

ジクロフェナクナトリウムの効果

ジクロフェナクナトリウムには、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの生成に関係するシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害するはたらきがあります。
これによってプロスタグランジンの生成量を抑制し、炎症や痛み、発熱を和らげます。

関節リウマチ、痛風といった病気による炎症や痛みだけでなく術後、抜歯後の痛みに効果があり、また急性上気道炎による痛みや発熱などの治療に用いられることもあります。
国内ではこれを有効成分とする消炎鎮痛剤の「ボルタレン」が販売されており、多くの医療機関で処方してもらうことが可能です。

また、ジクロフェナクナトリウムを有効成分とする医薬品の中には、経口服用する錠剤やカプセル剤だけでなく、座薬やゲル、ローション、テープなどさまざまなタイプのものがあります。
患部に直接塗布するローションタイプなら外出先でも使用しやすく、またテープタイプなら肩や腰といった面積が広い部分にもまんべんなく効くといったように、製剤ごとに異なる強みがあります。

Wikipedia - ジクロフェナク

ジクロフェナクナトリウムの副作用

ジクロフェナクナトリウムは炎症やそれに伴う痛み、発熱に対して優れた効果を発揮する成分です。
しかしその一方で、使用することによって副作用を招くリスクも考えられます。
主な副作用としてめまいや手足のむくみ、発疹などが確認されていますが、特に現れやすいのが吐き気や腹痛、下痢といった胃腸障害です。
特にもともと胃腸が弱い方、高齢の方、服用期間が長期にわたる方は発現するリスクが高まります。
不安な方は胃腸薬を併用して予防することをおすすめします。

上記のような副作用はいずれも、発現したとしても一過性の軽度な症状であることが多く、自然に治癒していくことでしょう。
しかし、重症化した場合や長期化した場合は、医薬品の使用を中止したうえですみやかに医師による診察を受けることをおすすめします。
また、アナフィラキシーショックや重度の皮膚障害、アスピリン喘息といった重篤な副作用が現れる可能性も考えられます。
万が一異常が現れた場合は医薬品の使用を中止し、すみやかに受診しましょう。

Wikipedia - ジクロフェナク

ジクロフェナクナトリウムを含む医薬品

ジクロフェナクナトリウムを有効成分とする消炎鎮痛剤として、国内ではボルタレンが有名です。
肩こりや腰痛、筋肉痛といった身近な痛みの緩和に役立ち、また手術や抜歯による炎症、急性上気道炎による発熱などにも効果的です。
また、経口服用する錠剤や肛門に注入する座薬、患部に貼るテープ剤など種類はさまざまです。
ここではそんなボルタレンについてまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

ボルタレン

ボルタレンは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のひとつであり、医療機関で処方してもらったり薬局で購入したりすることが可能です。
1974年に国内での販売を開始して以来、現在に至るまで優れた実績を残してきました。
現在は約140ヶ国で販売されており、非ステロイド性抗炎症薬のなかでもトップクラスの人気を誇る医薬品として有名です。

また、その有効性もさることながら、錠剤やカプセル剤をはじめ、患部に直接塗布して使用するゲル剤、患部に貼って使用するテープ剤、肛門に注入する座薬などさまざまなタイプの製剤が販売されているのも大きな特徴として挙げられます。
それぞれ用法用量や使用感が異なり、自分の症状に合ったものを選べるというのがポイントです。

ボルタレンの詳細はこちら

ボベランジェル

ボベランジェルはスイス・バーゼルに本社を置く製薬会社、ノバルティス社が開発した消炎鎮痛剤です。
国内で販売されているボルタレンのジェル剤に当たり、患部に適量を塗布することで有効成分ジクロフェナクナトリウムが浸透し、消炎・鎮痛作用を示します。
錠剤やカプセル剤に比べて即効性に優れているのが特徴で、数時間で素早く痛みを緩和します。
炎症や痛みをすばやく取り除きたい方、錠剤やカプセル剤の使用によって胃腸症状が強く現れた方におすすめの製品といえます。

通販で安価に購入することが可能で、価格相場はチューブ1本につき1,000円程度となっています。

ボベランジェルの詳細はこちら

ボルタレン徐放錠

ボルタレン徐放錠はノバルティス社が開発した消炎鎮痛剤のひとつです。
処方薬や市販薬として知られるボルタレンと同じくジクロフェナクナトリウムを有効成分とするため、腰痛や神経痛、関節痛、筋肉痛などさまざまな痛みの緩和に効果を発揮します。

また、徐放錠(成分がゆっくり溶け出すよう調整した錠剤)であり、効果の持続時間が長いのが特徴として挙げられます。
個人差はありますが、具体的には使用後5時間ほど持続するとされています。
1回25~50mgを1日に複数回服用します。
通販の価格相場は、1錠につきジクロフェナクナトリウムを100mg配合した「100mg錠」が30錠入りで5,400円程度となっています。

ジクロフェナクナトリウムのジェネリック医薬品

ボルタレンは適応症が幅広く、それぞれに優れた効果を発揮します。
また、製剤の種類が豊富であることから、自分に合ったものを選べるのも大きな強みです。
しかし新薬(先発医薬品)として開発されていることから、薬価がそれなりの値段に設定されているのがネックでもあります。

そこでおすすめしたいのが、ボルタレンをもとに開発されたジェネリック医薬品です。
ボルタレンと同じくジクロフェナクナトリウムを有効成分とすることから有効性に優れているほか、開発コストが削減されていることからリーズナブルな価格で購入できます。 ここでは代表例として、ジクロフェナクALを取り上げて紹介しています。

ジクロフェナクAL

ジクロフェナクALは、Aliud Pharma社が製造するジェネリック医薬品です。
ボルタレンと同じジクロフェナクナトリウムを有効成分としており、痛みの原因物質であるプロスタグランジンの生成を抑制することで炎症や痛みを緩和します。
ローション剤やゲル剤、テープ剤といった外用薬と併用することで、より大きな効果が期待できます。

通販では、1錠につきジクロフェナクナトリウムを50mg配合した「50mg錠」が、100錠入り3,000円程度で販売されています。

ジクロフェナクALの詳細はこちら

ジクロフェナクナトリウムの作用機序

炎症やそれによる痛みの原因として、プロスタグランジンという物質が大きく関係しています。
主にプロスタグランジンはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素のはたらきによって生成され、これによって痛みが生じます。
このようなメカニズムで起こる炎症、痛みに対して、ジクロフェナクナトリウムが優れた効果を発揮します。
ジクロフェナクナトリウムにはCOXを阻害するはたらきがあり、これによってプロスタグランジンの生成量を抑制し、その結果、炎症や痛みを緩和します。

ただし、この作用機序により、副作用として吐き気や胃のむかつきといった胃腸症状を招きやすいというデメリットがあります。
これはジクロフェナクナトリウムが胃の上皮でも同じように作用することから、胃酸の分泌を促して胃炎を引き起こすためです。
そのため、もともと胃腸が弱い方は胃腸症状を緩和もしくは予防するために、胃腸薬を併用することをおすすめします。

ジクロフェナクナトリウムの併用禁忌薬

ジクロフェナクナトリウムは消炎・鎮痛作用に優れているものの、使用を禁止されるケースがあります。
たとえば、過去にジクロフェナクナトリウムの使用によって過敏症を引き起こした場合がそれに当たります。
また、現在進行系でアスピリン喘息を患っている場合、もしくはその既往歴がある場合も使用することができません。
これらに該当する方が使用してしまうと、人体に深刻な悪影響が及ぶ危険性があるので要注意です。

ちなみに、ジクロフェナクナトリウムに併用禁忌薬(飲み合わせが悪く、相互作用によって薬効が減弱したり重度の副作用が現れたりするリスクが高いことから併用できない医薬品)はありません。

Wikipedia - ジクロフェナク

ジクロフェナクナトリウムの併用注意薬

医薬品によっては併用禁忌薬だけでなく、併用注意薬が指定されているものがあります。
併用注意薬は、併用可能ではあるが、医薬品の作用が弱まったり副作用が現れたりするおそれがあることから、医師の指示を仰いだうえで慎重に取り扱う必要がある医薬品をいいます。

ジクロフェナクナトリウムの併用注意薬として、エノキサシンをはじめとするニューキノロン系抗菌薬が挙げられます。
ニューキノロン系抗菌薬には、神経伝達物質GABAが受容体と結合することを阻害する作用があります。
しかしジクロフェナクナトリウムとの併用によってこの作用が増強することが動物実験において確認されており、その結果、痙攣を引き起こすリスクが高まります。

併用する場合は自己判断で行わず、必ず医師に相談して適切なアドバイスを受けたうえでその通りに正しく使用する必要があります。
また、併用注意薬に関係なく、気管支喘息を患っている方も十分に注意したうえで慎重に使用する必要があり、重度の喘息発作を引き起こすおそれがあります。

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